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1969年1月発行 読谷村だより / 1頁

迎春 飛躍の’69年 年頭の御挨拶 村長

迎春 飛躍の’69年
年頭の御挨拶
村長 池原昌徳
 昭和四十四年の輝かしい新春を迎えるにあたり、謹んで年頭の御挨拶を申し上げます。 村民の皆様、明けましておめでとうございます
 行く年、来る年に区切りをつける除夜の鐘、激動の中に明け暮れた一ヶ年、それは自然の中に定められ、的確にまわりまわって、私たちの生活に多くの教訓と足跡を残して去ってゆき、よろこびとしあわせを求めてやまない人々に、明日の新しい未来を運んでやって来ました。
 新玉の年に炭と昆布飾て 心から姿若くなゆさ
どなた様も、益々御健康で身も心も若返り、希望にみちた新しい年をむかえられたこと、心からおよろこび申し上げます。
 さて、世の中はもう非常に進歩いたしまして、今年は、世界の科学者が宇宙開発にとっくんでおり、月旅行への夢が実現するんだといわれます。人間の頭脳でつくった宇宙船により、人間がほんとうに月の世界に上陸できるだろうか、注目の一番であり、その成功を祈りたい。そしてこの地球上から戦争を取り除き、世界が真の平和になって、近き将来に、月の観光旅行ができるよう祈念したいものであります。
 次に県民の手によって、はじめて選んだ行政主席、その人がおらが村出身の屋良朝苗さんであります。このことは我が村にとって、大きなよろこびであり、誇りであると思います。革新主席屋良新政権の誕生を祝い、今年こそ、祖国復帰の目途がつくように、国政参加を実現し、不安この上もない基地公害を取り除き、ここに明るい沖繩、豊かな沖繩の建設のため、ともどもに努力したいと思います
 市町村の仕事は何か、それは地域住民の福祉増進と教育の振興につきると思いますが、これらの政策を推進するには、政治的にも、財政的にも、沖繩の特殊性から、諸々の制約、阻害が多いけれども、それでもなお、村行政の目的達成への努力を失ってはならない。
 現今の沖繩(読谷)にはこのように自治発展への阻害要因があるけれども、それを克服し、また排除する努力を重ねて行かなければなりません。
 現実は、行財政とも厳しいけれども、村民各位の知恵と、お力をかりて郷土建設の大仕事を達成したいと思います。
 去りゆく激動の年を惜しみつつ、沖繩の夜明けを迎えた新しい年に、二万余の村民にとって、しあわせにみちた年であり、実り多い年でありますように祈念し御祝詞といたします。

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