あいざめ漁にわく 読谷村漁協 読谷村漁協
軌道に乗る村漁協は年々めざましい発展をとげ八月現在九万キログラムの漁獲高を上げている。その中でアイザメ漁が最近大きくクローズアップされるようになった。
このアイザメは深海漁の一種で方言で「ユビヌクワー」と称され、水深二〇〇メートル以上の深海に生息し、特に残波沖合にいくらでもいて、しかも年中取れるという海の幸である。
アイザメの肝臓からは化粧品の原料となる良質の肝油がとれるといい、肉はサメ特有の臭味がなく食用にも適するという。また、厚い皮は民芸品用の加工も可能で、最近がぜん注目されてきた。
村漁協では、アイザメ漁の将来性を見込んで魚群探知機などを装備した近代的な漁船を購入し本格的なアイザメ漁を行なっている。
アイザメは一夜に二~三〇〇キロの漁があり、多い時には千五〇〇キロの漁があるという。
解体された肝臓は都屋区内にある加工場に運び肝油をしぼり取り、これまでドラム八本分の肝油を生産したとのこと、また肉は県内の食品加工会社と提携してカマボコの原材料として加工される。
古堅宗和組合長はもうかる産業への脱皮をめざし近代的な漁船をあと二隻発注しその中で漁家の所得向上をめざして張切っている。
※写真「大漁にわくあいざめ漁」は原本参照