ボーローポイント開発の手順
第一期
軍用地の解放をめざして周迅環境の整備や土地についての考え方を変えていくことが必要である。このために多くの調査を重ねて必要なことを知ると共に、受け入れのための準備組織を作っておく必要である。
第一には軍用地であったことについてのメリット・デメリットを充分にとらえておくことが必要である。
第二には土地をまとめて使うことができるように、再調査をし、共有組織を作ることである。
第三には村当局をはじめ全員の力で解放を要求する運動を進めていくことである。
第二期
もどってきた軍用地をバラバラに使ってしまっては、せっかくの計画も生きてこない。土地の所有の仕方を新しく考えて、そのための組織づくりを進める必要がある。行政側もこれを後押しするように必要な行政措置をこうじなければならない。
その必要な措置を次のように考える。
一、土地利用に従って交換分合・再構成をし、公共施設用地などを確保・区分する。
二、開発に必要な組織づくりをする。
三、自然資源の保護育成と規制保全措置をとる。
第三期
開発事業を着手するにあたっては、計画施設と公共施設のバランスを保つことが必要である。 最初の計画施設として次の三つが考えられている。
一、ビーチ・・・日帰り観光客を対象にした施設である。観光道路と駐車場の建設が必要となる。二、公園は広い面積を予定しているので、要所に植栽を行なうことはしなければならない。
三、ゴルフ場・・・ゴルフ場は他の施設を誘導する役割を持つものであるから、公共施設とのバランスは特に注意しなければならない。
第四期
計画に従って主要施設を入れていく。建設にあたっては計画に示されたものを充分に考えなくてはならない。
この段階ではビーチが全体にわたって作られ、広大な海水浴場ができあがる。又、道路との間に寮が作られ、多くの人々が村で生活するようになる。又残波岬には公園が作られて、この名勝地を訪れる人が多くなる。リゾートホテルもできてくる。これらが建設されていくに従って、バスターミナルや上下水道などの設備が用意されなければならない。人がふえるに従って、海も周辺も汚れやすくなる。常に清潔な環境を提供していくことが、残波リゾートゾーン開発計画の目的である。
第五期
予定した施設はほとんどできあがる。施設を入れていく順序は、はじめに主要な施設を入れ、まわりの環境を整備して目玉となる施設を次第にふやし、さらに残りの施設を入れて全体の開発を完成させていく。
この段階では海岸沿いが全て開発されて、公共施設地区の建設とともに全体の土地利用が定まることになる。又、農耕地の部分が植物園、観光農園、園芸農場に分けられて、全体の生産性を上げる。宿泊施設もたくさんできて、厚生文化都市を名実ともに作りあげていく。さらに自転車道路が作られて、自転車による遊覧ができるようになる。
第六期
計画したものは全てできあがり、このあと長い間にわたって運営されていくことになる。開発全体を事業として安定させるために、経営採算面からのチェックと土地利用転換システムを考えていかねばならない。
経営採算については計画の報告書の中にくわしく書かれているが、これにもとづいて長い間安定して経営できるよう努力していかなければならない。土地利用についても、長い間には新しいものができたり建物が役に立たなくなったりすることに対して、さらに再検討しなければならないかもしれない。全体がまとまって一つのものを作っていることを充分に考えてやる必要がある。
第七期
土地利用を変えるための決めてになるものは、地域のイメージである。イメージを完成させていく方向で土地利用は変っていくが、これをこわすようなものはできるだけやめなければならない。
具体的にのべると次のようになる。第一には自然資源をできるだけ保全して開発はこれと調和して進めていくべきである。
第二には施設をあまりたくさんつめこまないようにしなければならない。たくさん入りすぎるとイメージがあやふやになるばかりか多くの費用がかかりすぎる。第三には公共用地をたくさん確保し公共施設を充実し、地域全体をまとまりのあるものにしなければならない。開発のための開発でなく、みんなの開発になるように。(次号へつづく)