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1974年7月発行 広報よみたん / 2頁

たなばた選挙近づく 住み良い村は明るい選挙から 投票用紙 地方区は薄い黄色の紙 全國区は白色の紙 ◎近づく参議選挙

たなばた選挙近づく 住み良い村は明るい選挙から
投票用紙 地方区は薄い黄色の紙 全國区は白色の紙
 ”良識の府”といわれる参院選挙が来たる7月7日、午前7時より午後7時まで全国一斉に投票されます。今回の参院選は、”たなばた選挙”と銘打ち第10回目の統一選挙です。県下においては今回から全国区立候補者への投票もでき一段と盛り上がりのある選挙ともいえる。本村においても4ヶ所の投票会場(村中央公民館、渡慶次小学校、古堅中学校、喜名小学校)で投票が行なわれます。-参議院-この栄光ある名を汚すことのないように、また、より良識の本領を伸ばすため、主権者の国民が立派な議員を国会に送り込むよう、良識ある判断で当日は棄権のないように投票を済ませましょう。全国区の投票用紙は白い色の紙。地方区はうすい黄色の紙となっています。まちがいのないように下図の投票会場の道順にそって投票を行ないましょう。

 私達は、だれもがもっとも幸せな社会をつくることを願い、構成する一人一人が尊重され、それぞれの生活において幸福を追求しています。私達個人としてはそれぞれ異なった利害関係をもち、ちがった考え方をし求めていることもちがう。そういうお互いに尊重しながらより共通のより大きな幸福を追求していくことをたてまえとしている民主政治は、国民の代表者によって行なわれるので、国民の代表者を選び出す選挙が正しく行なわれるかどうかは民主政治が行なわれているかどうかの「カギ」であるといえよう。
 真に正しい選挙が行なわれるためには、私達一人一人が民主政治のもとにおける国民の立場すなわち主権者としての地位に対する自覚をしっかり身につけ主権者にふさわしい判断と行動のできる人にならなければならない、代表者を選ぶ選挙に不正があっては、よい政治はできません。そのためにも、選挙について知っておかなければならない。
 「選挙権を得てはじめての選挙で、投票所に行ってみたら自分の名前が名簿に載っていなかったので投票できなかった」「選挙のときうっかり手ぬぐいをもったら選挙違反事件の参考人として何度も警察署に呼び出されてひどい目にあった」こんな苦い経験をもった人がいると思います。このようなことがないように、選挙のルールについての最少限度の知識は、みんなが常識として心得ておくことが必要であり、選挙のときだけのルールではなく、つね日ごろから守るべきであり候補者に対しても自己の良心に責任をもつことを国民は強く求めなければならない。私達はこのルールに従がい正しい代表者を選ぶために、次のことを守らなければならない。
一、買収、供応、義理、縁故に左右されないようにし、自分の意志で投票しましょう。
二、絶体に棄権しないようにしましょう。
三、よく見、よく聞き、よく考えて投票しましょう
 このように「明るい選挙三つの提唱」を守り明るい選挙をしましょう。
 「選挙」が、民主政治の基本的なものであることは述べてきたとおり、立派な政治には立派な代表者なくしては実現しない。その代表者は選挙を通じてのみ選出される。この選挙が公正で真に国民のものとならない限り立派な政治は期待することはできない。

◎近づく参議選挙
父ちゃん母ちゃん投票してね

〔投票所配置図〕原本参照

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