郷土の民具 サギゾーキー
サギゾーキー
ソーキを二つ重ね合せ、取手を付けたのに似ていて、しかも吊るして用いることからこの名が出たのだろう。別名ティーゾーキーともいう。「サギ」は吊ること、「ティー」は取手のことを指している。台所の天井や軒先などに吊るし、豆腐やテンプラなどの御馳走、それに煮芋等を保存する用具である。
下部は径46cm、深さ12cm、柄までの高さ45cm、上部は深さ10cm、径43cmで下部にさしこむ。下部の底には輪を作ってある。外皮を内側にして編み、特に下部の方は竹ひごを細かくして通風に工夫をこらしている。
現在でもこのサギゾーキーは、フタディールと共にほとんどの農家で使用され、新しいものもよく見かけることが出来る。上江洲均著『沖縄の民具』96頁によると、沖縄固有の用具ではなく、明治以降に入ってきたものであるという。