読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1976年7月発行 広報よみたん / 8頁

郷土の民具 トーフサーウーシ

郷土の民具 トーフサーウーシ
 石製の臼で、主に豆腐を作る時に用いるのでこの名がついている。別名、材質からイシウーシ(石臼)とか、使用方法からヒチウーシ(曳臼)とも称されている。用途は、豆腐の原料であるトーフマーミ(大豆)や、餅の原料、モチ米をひくのに用いている。この石臼はもっぱら輸入品で、現在読谷村内の各家庭に出廻わっているのは、トゥイシマーと呼ばれるもので、硫黄鳥島産の黒っぽい火成岩系の石で出来たものである。その他にシマウーシと称される乳褐色の砂岩系の石で出来たのがある。これは北中城村の島袋や渡口方面で生産された石臼である。
 石臼の大きさは直径31cm厚さ上部13cm、下部11cmぐらいで、下部がウームン(雄)、上部がミームン(雌)と呼ばれ、ウームンにはすべり止めとして中央にフスとかタニと称される鉄の芯を取りつけ、逆にミームンはホゾを中央に設けている。またミームンには直径約4cmの殻物の落し口と、横側に木の取手をつけている。歯立ては、中心から外へ放射状に溝をほり、それに多数の溝を枝場につけ、大体は五角形か六角形が普通であるが、古いものには多線状のが見られる。現在読谷村では、原料である大豆を作らなくなったので、僅かに餅類を作るのに用いているのが現状である。

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