読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1976年8月発行 広報よみたん / 8頁

郷土の民具 トーフバク

郷土の民具 トーフバク
 豆腐の型取りをする鋳形である。読谷村では10丁入れがはとんどで、最近では商人が5丁入れの細長いのを使用している10丁入れは、豆一升分を型取りするもので、シンメーナービに炊かれたクンスーを白布の敷かれた箱の中に流し布でつつむようにしその上に重しを乗せて汁をしぼり出す。豆腐箱の形状は、たて31cm・よこ22cm・深さ13cmの長方形の箱で蓋と身の両方から出来ている。蓋は爼板状になっていて、型取りが出来上ると、ひっくり返えして、この上で大切りをする。身の底はつぎ目があり汁はそこから漏れるようになっている。
 豆腐は現在でも、祝事や法事に欠かけない御馳走の一つであるが、二〇年前までは、どの農家でも大豆を作り、石臼、シンメーナービ等を用いて豆腐を作り、このトーフバークで型取りをしている風景が見られたが、今では納屋の片隅みで静かにその余世を送っている現状である。

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