読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1976年11月発行 広報よみたん / 13頁

いもの特産地をめざして 字座喜味にいも団地を造成

いもの特産地をめざして 字座喜味にいも団地を造成
 読谷村をいもの特産地へとめざすいも生産団地育成事業が国・県の補助を受け字座喜味池ン当原、前原一帯に造成されることになりました。この団地造成事業は「特産物甘藷生産団地育成事業」によるもので、県内では始めてのもの。
 いも団地事業は座喜味甘藷生産組合(比嘉栄次郎組合長)のもとで行なわれ、三十四名の生産農家が中心になり、年間生産目標九五〇トンをめざすものです。
 その団地造成事業に必要な集出荷センター、トラクター格納庫を建設する起工式が去る十月二十六日午後四時から工事建設現場で行なわれました。起工式にはいも生産組合員をはじめ、総合事務局森田郁太郎農産園芸課長、中部農業改良普及所新垣武吉所長、山内徳信所長、新垣秀吉村議会議長ら関係者多数が出席し、山城ウシ翁(字座喜味)による工事安全の祈願を古式ゆたかに行ないました。
 集出荷センター及び格納庫は、総面積二一〇平方メートルの鉄筋コンクリート平屋造り、総工費は、二千七百九十三万七千円、うち三分の二に当る一千七百二十五万三千円は国、県の補助、読谷村が一九五万六千円、生産農家が八百七十二万八千円をそれぞれ負担して造られます。建設工事は山中組(山内義次代表)によって、来年一月二〇日の竣工をめざし工事は進められます。
 読谷村は戦前からいもの名産地として知られています。とくに、そべくらがー、佐久川いも等については、その美味は忘れがたき存在です。現在、村内では年間約二、○○○トンのいもの生産があり、県内消費市場で読谷いもの占める割合は大きい。しかし、いも需用の高まる中で生産量は年々減少し、いも需用を満たすために宮崎県・徳島県から年間六〇〇トンも移入されている現状です。その中で、座喜味いも生産組合は「いも発祥の地である沖縄が逆に他県から移入されるとは納得しかねる。せめて県内需用だけは我が読谷村でまかなわなければ」とその意気込はすごいもの。
 同団地事業には、大型トター三台を導入し、植付を除いてすべて機械化し労力の省力化をはかることにしている。
(写真ー山城ウシ翁により工事安全を祈願して行なわれた起工式)

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。