郷土の民具№14 ウーキカガン
写真はウーキカガン、あるいはタマウーキと称する漁具の一つである。
この桶の大きさは高さ二二~二五㎝、底径二四~二六㎝、上径十九~二二㎝で、底部には板ガラスを円く切って、布切をねじ込んで桶にはめ込み、さらに水漏れを防ぐ為に、ンムヌチー(芋の粘液)や「ロー」で塗りかためた。上部の方はややしぼめて小さくしてあり、そこに小穴をあけひもで結えて流失防止を施している。桶の材料は杉板を用い、鎮鍮等の針金でたがをはめてある。
用途は、海上から1/3ぐらい海中に桶を沈め海底の様子を探り、蛸や漁具を見つけて獲るものである。専門の漁師は桶の縁を歯で咬わえて操作をする。現在でも昼間の干潮時に老婆などがこれを用いて蛸やティザーラという芋貝を獲っているのが目につく。
※写真は原本参照