〔212号3~6ページの続き〕
子や孫の生長が一番の生きがい
★司会
次に老人の生きがいとはどういうところに感じますか。
※金城
何んといっても子や孫の成長ですね。
※宇座
自分が健康で家族が健康であるということ。
※上地
孫が一人増え又、一人増えたということです。
※長浜
老人の九九%までは子や孫の生長が一つの生きがいじゃないですか。
※知花
平和な私達は生きがいとはやはり子や孫の生長ですが、施設に収容されている人や孤独な老人の中には、仕事とかお金などに生きがいを求めている人もいるね。
※石嶺
昔は老人は「ウバすて山」へといってやっかい者扱いにされて淋みしい思いをしていたといいますが、今日の社会では老人に対する見方や福祉制度が充実しつつある中でやはり生きがいはと聞かれると子や孫の生長といえますか。次に老人クラブでの活動、久しく語り合うことで年を感じさせませんからね。十七~八の昔話もできるしね。
※宇座
そうですね。老人クラブ活動もたしかに生がいの一つですね。昔の老人は只家に引き込もって留守番だけでしたが今は出る機会が多い。これは歩くことにより健康増進にもなるし、笑うことは若さを取り戻す根源にもなりますからね。やはりクラブ活動も一つの生きがいになりますか。
嫁と姑の関係話し合いが第一
★司会
生きがいとは、矢張り子や孫の成長が圧倒的に多いですね。次に一部重複するかと思いますが、核家族対策についてですが最近村内においても核家族化が進んでいて「嫁と姑」の関係についてどう思いますか。
※知花
家庭が平和であれば核家族の心配は少なからずともさけられる。しかし、別居していても親子の関係がうまくいけばいいのでは。
※宇座
同居していく時は時において不都合の時もあると思いますよ。そこを緩和させるためにも同居というよう「スープのさめぬ距離」といって屋敷内にアサギ小を作っていつでも子や孫に声をかけられるようにするのもいいんじゃないですか。
※新里
同居していて何か不満を感じたら何んでもかくさず話し合って気持をすっきりさせることです。くよくよしていては体に悪いですよ
※石嶺
どちらも一長一短があって嫁と姑の関係はお互いに心が通じ合っていれば心配は何いと思いますよ。核家族の問題も子供と別居していても別にいがみ合いしてなければいいと思いますよ。
老人の年金 孫への小づかいがほとんど
★司会
福祉年金等によりお年寄りの小づかいも大部豊かになったものと存じますが、そのおこずかいはどういう所に使いますか。
※宇座
孫たちに小づかいをやったり、残りは余生を楽しく過すために使っています。
※知花
孫へもやるが、ほとんどは自分のために使いますね夫婦で世界旅行の計画をしているよ。
※金城
来年は夫婦でハワイ旅行に行くつもりです。年金は老人が自由に使える金ですからね余生を楽しく送るために心よく使った方がいいんじゃないですか。
※上地
旅行がほとんどだね。たまには同級生そろってカデナで一パイとか、また孫にも小づかいとしてやっているね。非常によろこぶね。
※石嶺
趣味のために使っています。手芸・花などに。
※喜友名
年寄りの金はほとんど旅行や孫への小づかいに飛ぶよ。
社会福祉センターの建設を早急に
★司会
座談会の最後になりますけれども行政当局に対するご要望がありましたら一言どうぞ。
※知花
施設対策については財政が伴うものであり急にということは無理があると思いますが、一日も早く「社会福祉センター」がほしいものです。
※上地
今の公共施設は各種団体が引っぱりだこで事業計画してもやれないことが多々あるね。その点早急に総合福祉センターがほしいです。
※長浜
その件については行政担当者は早急に取り組んでほしいですね。
※宇座
老人相談所の設置ですね、老人が気軽に足を運べる健康相談室の設置も必要なのではないでしょうか。
※新里
マイクロバスの合理的な利用法も考えてほしい。
★司会
本日は長時間にわたり皆様方の数々の体験談をお聞かせいただき誠にありがとうございました。今日の座談会の内容は広報よみたんを通して村民がそれぞれ読まれます。その中で本日の座談会で数々の体験、ご要望、ご意見等について私たち若者は反省すべきは反省し助長すべきは助長し、その教えは決して忘れるものではありません。中でも戦争体験をなされた方々のご苦労は私共にとっては話でしか聞くことができず、悲惨なみにくい人類の殺し合いは二度とあってはいけないものと平和を尊ぶ決意を新たにし、反戦平和を受け継ぐ義務が私達若者に課せられたものと決意を新たにするものであります。
お年寄りの長い体験はやはり我々若者の心の鏡であり、心のささえとなります。これからの余生を楽しく送られますことを祈念いたしまして座談会を閉じたいと思います。