山内マシおばあさんー今年めでたく一〇〇歳を数え、一世紀を生きぬいて来られたとてつもなく元気なおばあさんです。
明治一〇年八月十二日生れ(宇座出身)見るからに元気そのもので、まさか一世紀を数えてこられた人だとはとても思えない。今日まで病気らしいものは何一つなく、風邪さえも知らない程で「病院とはどんな所かね」と逆に問い返される。
マシばあさんは幼い頃両親に先立れ、以来、里子として育てられ里親は複数を数える。その複雑な環境の中で育てられた逞しい精神力は今尚建在である。
五年前までは、畑仕事にも精を出していたといい、遠くは三キロ先の宇座原まで足を運び日暮れまで働いていたという。畑へはいつも歩いて行き、道行から人が車に乗せようとしても「足は何んのためにあるのか、足があるなら君達も歩け」と逆に倍す程の健脚の持ち主だったという。
その健脚は今尚健在で背筋がピシッと伸びスタスタと歩く後姿は年を感じさせない七〇代のヤングばあさんを思わせる。また、両手のハジキ、額の深みあるシワは一世紀を生きぬかれてきた長い長い人生の年輪の象徴ともいえよう。
病気を知らないマシばあさんは近年難聴になった以外はすべて健康であり、血圧も四〇代を思わせる一五〇~九〇という超人ぶりです。その秘法はと聞けば、節度ある生活と答える。間食をさけ、甘い物は何一つ□にせず、怒ることを知らない。心はいつも柔和であるということが長寿の秘法だといいます。又、マシばあさんの生活信条は「誠はあとの宝」だといい世話好きなばあさんでもある。
とかくマシおばあさんの長寿を祝福し、これからの長寿を祈念し、長寿バンザイ。一〇〇歳バンザイと叫ばずにはいられない。
※写真は原本参照