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1978年2月発行 広報よみたん / 8頁

水道料金やむなく改定 二月分から四七・一八% 御協力お願いいたします

水道料金やむなく改定 二月分から四七・一八% 御協力お願いいたします
 本村の水道料金が二月分から四七・一八%やむなく値上げされます。
 快適な日常生活を営む中で、水は欠くことのできない大切なものです。水なくして私たちの生活は成りたちません。
 本村の水事情は、以前に比べかなり好転したものの、まだ充分といえず、生活水準の向上と共に一般家庭における水の需用は年々増大しています。
 その中で、水道料金の値上げは、村民生活へのしわよせとなるものですが、本村水道事業会計が独立採算制を建前とした、特別会計の関係で、その経費は当該企業の経営に伴う収入(料金)をもってこれに充てるような仕組になっています。
 したがって、料金は企業の健全な経営を図るために(一)水道事業は公平・妥当なものでなければならず、(二)かつ、能率的な経営の下における適正な原価を基礎とし、(三)公営企業の健全な運営を確保することができるものでなければならない。
 今度の水道料金をやむなく改定する理由は、(一)、県企業局から本村に卸売される水の料金が一立方メートル当り、これまでの三五円六〇銭から五九円七二銭に値上げされ、一挙に六五・七五%もアップされ、しかも、一月一日から適用されている。
(二)、水道事業は豊富・清浄な水の供給を図るのが目的であり、需用に対応し得る施設能力の増強を図る必要がある。そのため、特に最近の主な工事として昭和五〇年度に大木地内の施設改良工事を完成したのを始め、昭和五一年度~五二年度にかけては村北部地内への主要管路を整備し、一応の完成をみた。さらに、急を要する施設の改良拡張、維持管理に最善の努力をしてきた。
 また、返還軍用地の跡地利用や地域開発に対応する基本施設の整備も必要となっている。
(三)、諸物価の上昇に伴ない資材、動力費などの管理費用が増大し、現状での財政事情では極めて悪化することが予想される。
(四)、本村は、起伏の激しい地理的自然条件下で円滑な給水を行うには増圧施設(ニケ所)や配水池を設置しなければならず、さらに、給水面積が広範囲にわたるため、長距離の管布設が必要になる。このことは、他の水道事業体には殆んど類をみない施設であるため、必然的に費用が増大し、この費用相当分はどうしても他の企業体の料金原価に上積みせざるを得ない本村の特殊事情がある。
 このような現況下において、現行料金で運営を続けた場台には、増加する需用に対処するための施設改善はもとより、既存施設の修繕、維持管理も充分できなくなり、結局、日常生活に欠くことのできない水の供給がきわめて困難になることは必至である。
 このような事態の起らない前に現行の水道料金を原価に見合う適正な価格に改定しなければならない。
 こうした中で、先の議会定例会(十二月)において「読谷村水道事業給水条例の一部を改正する条例について」の議案を提案し、一部修正をみて別表の通り改定されました。
 次に、改定料金表をみると、一般家庭の使用水量八立方メートルを基本料金とした場台、これまでの五九〇円が二五〇円アップされ八四〇円になります。
 この基本料金を単一計算いたしますと、一立方メートル当り一〇五円になり、さらに、ドラムカン一本当りに計算すると二十一円になります。
 水は私たちの日常生活にとって不可欠な資源である。豊富な水を安く供給することが水道事業のねらいですが、現況では、諸々の事情等により、これらの料金値上げを行わない限り水道事業の健全な運営は困難とされます。
 こうした事情等をよくご理解下さいまして、ご協力をよろしくお願いいたします。

※表「改訂料金表」、「料金比較表(一般用)」は原本参照
※単位“立方メートル”が表示不可のため〔立方メートル〕と記載

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