新春の夢のせて 二〇〇本が大空に舞う ー第四回親子たこ揚げ大会ー
新春の夢を大空いっぱいにのせ、恒例の第四回親子たこ揚げ大会が正月三日の午后一時から読谷飛行場内で開かれ、にぎわった。
新年を雨、また雨で明けた昭和五三年もこの日はカラッと晴れわたり、絶好のたこ揚げ日和。時折り北風が強く吹きぬける中を親子で仲むつましくたこ揚げに興ずるほほえましい姿が見うけられた。
このたこ揚げ大会は「親と子が一緒になってたこをつくり、揚げあうことによって親子の心のふれあいをより緊密なものに」とのねらいで開かれ、この日の大会には約六〇〇名の親子が参加した。新春の大空にに二〇〇本近くのたこが大空いっぱいに舞い、北風にのって右に左に大きくなびき広い大空を狭く感じさせる程だった。
手づくりのたこは審査の対象になるとあって、参加者はそれぞれ独創的なたこを揚げていた。中には、色彩豊かな回転たこなどユニークなたこもあって大空を美くしく色彩っていた。
又、高校生四名グループによる全長五メートルにもおよぶゲーラーカイトも参加し、余りのデッカさに参加者は皆びっくり仰天。威勢よく大空に舞いあがる姿はまさに怪鳥そのもので、「となりのたこが小さく見、えまーす」とシャレが飛ぶ程に人気を呼んでいた。だが余りの大きさに糸が耐えきれず、宇宙の遠方に飛び去っていく怪鳥に「アーもったいない」と溜息まじりで見送っていた。
恒例となったたこ揚げ大会は、年ごとに参加者が多くなり、主催者(村教育委員会)側をよろこばせている。手づくりのたこはつくる喜びと、飛び立つ瞬間の醍醐味はその人でない限り味うことはできないといわれ、たこづくり人口は年々増える一方。「来春はぜひお宅でも手づくりのたこをつくってみませんか」と来春のたこ揚げ大会への参加を関係者ではよびかけています。
(写真)北風にのって勇ましく優雅に飛びかうたこ。親子で仲むつましくたこあげ大会に心ゆくまで楽しむ。
※写真は原本参照