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1978年5月発行 広報よみたん / 7頁

今期さとうきび生産実績 村農協 二万三千九百二十三トン 一〇〇トン以上の生産農家が十五名 52~53年期100トン以上生産者

今期さとうきび生産実績 村農協 二万三千九百二十三トン 一〇〇トン以上の生産農家が十五名
 今期さとうきび収穫の無事終了を祝うと共に来期への豊作を祈願して村農協(玉城真順組合長)主催の「マンサン小」が去る四月二〇日農産物集荷場で開かれにぎわった。
 この日、会場には多数のキビ作農家をはじめ、それぞれの関係者が出席して開かれた。席上、多収穫キビ作農家を表彰し労をねぎらった。
 九〇日余に及ぶ今期さとうきび搬入も去る四月十三日に無事終了し、今農家では来期への増収をめざし、収穫後の肥培管理にいそがしい毎日である。
 今期さとうきび生産の実績を見ると総収量二万三千九百二十三トン。これは前期(51/25年期)より二、五九一トン多く十二・四%の伸び率となっている。今期のさとうきび収穫は昨年の長期干魃等に見まわれ減収の心配もあったが、キビ作農家の徹底した肥培管理が実り平年作以上の実績を上げることができた。
 しかし、当初収穫予想の二万四千四百九〇トンをわずかに下廻ったことは残念です。
 近年の農業の見なおしは周知の通りですが、ことに我が沖縄の基幹作物であるさとうきびの伸び率はいちじるしいものがある。ちなみに今期収穫面積を昨年に比較した場合、実に七万坪も増大し年々着実にさとうきびの作付面積は増大している。また、平均反収も七トンをマークし数年前の五~六トンに比してかなりの反収増を見せている。このことは、キビ作が見なおされる中でキビ作農家が肥培管理に細心の管理を行なったことが増収を見る要因といわれます。
 今期さとうきび生産農家は八六五戸です。その内一八九戸については四〇トン以上の生産を誇り、その内十五名については一〇〇トン以上の多収穫生産農家としてマンサングワーの席上で表彰された。
 今期多収穫ベストスリーは、第一位に大木出身の辺土名朝栄さん(一五九トン)。二位に楚辺出身の照屋勇さん(一四七トン)。三位に楚辺出身の比嘉三郎さん(一四五トン)で村南部地域の農家が上位三位を独占した。また、三期連続一〇〇トン以上の多収穫記録を残した山内正俊さん(宇座)の営農ぶりはさすがといえましょう。今期多収穫一位の辺土名さんは増収率八五%でその栽培面積は約九〇〇〇坪。また、多収穫者の中で反収の最も高い方は比嘉三郎さんで、反収十一・七トンをマークし、村平均の二倍近い反収をあげている。比嘉さんは有畜農業の複合経営を営み、推肥を贈産して畑地還元を行ない地力の増強を図ることがより反収を上げるコツだとその秘訣を語る。また、有畜農業による堆肥の増産を広く呼びかけていた。
 つぎに、字別で見る多収穫ベストスリーは第一位に字波平区(三、三一三トン)。第二位に字楚辺区(三、〇四〇トン)。第三位に字座喜味区(二、七五四トン)の順である。これらの上位三位は昨年と変らない。連続トップの座を占めた字波平は多収穫農家は少ないがほとんどの農家(一四五戸)がキビ作を行なっている。つぎに、一農家当り平均収量の多い部落(十農家以上)は宇座区(六二戸)で一農家当り四三トンを生産している。また、村全体で見ると八六五戸の一戸当り平均収量は約二七トンである。これらの農家から生産されたさとうきび売上代金は総額四億三千九百四十七万八千円也。これを前期に比べて見ると約二〇%の伸び率を見せた。
 このようにさとうきびは本村の基幹作物としてすっかり定着し養豚、いもと並んで本村農業の主柱を形成しつつある。

※表「52~53年期100t以上生産者」は原本参照

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