読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1978年6月発行 広報よみたん / 3頁

読谷村診療所開所にあたり 村長 山内徳信 診療所平面図 建築の概要 診療券届いていますか 《見取り図》

読谷村診療所開所にあたり 村長 山内徳信
 うりずんの季節を迎え、本日ここに読谷村診療所の開所式に当り、一言ご挨拶を申し上げます。
 読谷村民にとりまして、久しく待ち望んでおりました医療施設『読谷村診療所』が、ただ今、開所されました。
 さて、「人間性豊かな環境文化村」づくりを目指す本村において、又、福祉社会と云われる今日、人間の生命と最も関係のある医療施設は、必要欠くべからざる基本的施設であるとの考えのもとに計画された診療所が、皆さま方の温い御指導と御協力によりまして見事に竣工実現しましたことは、誠に意義深く、戦前戦後を通してはじめてのことであり二万有余の村民と共に心から喜ぶものであります。
 村民の長年の願いが実現し本日の開所式までこぎつけ、皆さま方と共に喜びを分ち合えることができますのも、ひとえに国県の関係職員の皆さんをはじめ、病院関係者の専門的立場からの御指導御支援の賜であり、また地元におきましては、村の福祉村づくりの計画を御運解いただき全面的に協力して下さいました地主会、村議会、各種団体の皆さんに心から感謝を申し上げる次第であります。
 読谷村民は今日まで、村内に医療施設がなく、その為に、時間的に経済的に大きな損失をこうむるのみならず、精神的不安は計り知れぬものがありましたが、今後は、本施設が地域の医療機関として村民の福祉向上の為にその役割が充分果せるよう今後とも努力を重ねる覚悟であります。
 幸にも私どもが診療所長としてお迎えすることができました先生は、医学博士・蕉木多津を先生でございます。簡単にご紹介申し上げますと、先生は東京都の出身で、昭和19年東京女子医大を卒業せられ、36年に日本医科大学より学位「医学博士」の称号を受けておられます。昭和25年から昭和51年5月まで日本政府総理府診療所に勤務され、その間、佐藤、田中、三木の三代の総理大臣をはじめ、総理府職員の診療と健康管理にあたられた経験豊かな先生でございます。このようなベテランの先生をお迎えすることのできました我々読谷村民は幸せであり、感激一杯であります。
 一方、本診療所の建設にあたっての設計担当者の永田設計事務所の代表者永田盛重さん、工事担当者の大協建設の代表者宮城清孝さん、空調及び給排水設備担当者の三建設備の代表者の上地武久さん、その他、大勢の方々の直接間接の御協力をいただき、有難度く感謝を申し上げます。
 いよいよ明日から業務開始をいたしますがどうぞ今後とも、読谷村民の医療福祉が益々充実発展しますよう、皆さま方の一層の御指導御鞭撻を賜りますようお願い申し上げあいさつといたします。

※図「診療所平面図」は原本参照

建築の概要
●所在地 沖縄県読谷村字都屋179番地
●敷地面積 約6,800㎡
●構造  鉄筋コンクリート
●診療所面積 664.950㎡
●医師住宅  131.54㎡
●所要経費
 診療所電気含む     72,549,000
 医師住宅        14,351,000 86,900,000
 診療所(空調、給排水設備) 20,800,000
 付帯工事(造園、代替地工事含む) 18,842,000
 備品(医療器具だけ)   22,765,900
    合計        149,307,900
●財源
(1)国庫補助金     11,312,000
(2)県補助金       4,029,000
(3)年金融資(起債)  88,200,000 計156,788,000
(4)縁故債       11,800,000
(5)一般財源      41,447,000
●工期
 昭和52年8月5日着工、昭和53年2月2日竣工
●施工者  大協建設・宮城清考
●空調設備 三件設備・上地武久
●設計士  永田設計・永田盛重

診察券届いていますか
 診療所では受付け窓口の混雑をさけるため、村内すべての世帯へ診察券を発行しすでに皆様のお手元に配られています。村立診療所をご利用なされる時は保険証と共に診察券を忘れずに持参して下さい。診察券にはあなたの世帯番号等が明記され、受付事務がスムーズに行なわれます。
※診療の受付時間は
 午前8時30分~午前11時まで
 午後1時~午後4時まで
 土曜日は午前中
※休診日=日曜・祝日

※図「《見取図》」が原本参照

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