読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1978年7月発行 広報よみたん / 2頁

平和憲法の理念に基づき平和主義・民主主義・基本的人権を尊重「人間性豊かな環境文化村」をめざす 自主・主体的村民一体の村づくり就任(二期目)のあいさつ 読谷村長 山内徳信

平和憲法の理念に基づき平和主義・民主主義・基本的人権を尊重「人間性豊かな環境文化村」をめざす
 任期満了に伴う村長選挙は現村長、山内徳信氏が二期連続無投票当選を決めた。
 村長の二期連続無投票当選ということは、これまでの長い村政の中で過去に池原昌徳元村長が経験し、それ以来のことであり、山内村政に対する村民の期待は大きい。
 再選を決めた山内徳信村長の略歴を見ると、氏は昭和十年二月十五日、宇座二一○番地にて出生、当年四十三歳。琉球大学文理学部卒業の後、昭和三十三年、読谷高校教諭。昭和四十一年、中部農林高校教諭。昭和四十八年再び読谷高校に赴任し子弟の教育に尽くしてこられた。
 そして、昭和四九年七月、村民の圧倒的支持のもとに革新統一候補として立候補し無投票当選。村治第十七代村長として就任しました。新村長としての山内徳信村長は歴代村長の中で最も若く(当時三十九歳)かつ行動力旺盛な青年村長として村民から大きな期待を寄せられ、誠実な人柄、そしてバイタリティーな行動力でもって昼夜の区別なく精力的に住民福祉にとり組み、村政の飛躍発展を目指し奮闘。その中で村民本意の村政を築いてきた。(その実績広報No.220号参照)
 また、「徳信節」で知られる味の濃い氏のあいさつ等は、老若を問わず人気があり、実現性を伴い、村民に勇気と希望を与え、村民と共に歩むという基本理念を過去四ヶ年間あゆみ続けてきた。
 今回の無投票当選も山内村政の過去の実績とその手腕が等しく村民から評価されたものであり、今後の村政を山内徳信村長に託し、よりめざましい村政の躍進発展を期待するものとされます。
 尚、山内村長は「躍進読谷」「人間性豊かな環境文化村づくり」をめざし今後の村政を進めるにあたり、その抱負を次のように語られています。

自主.主体的村民一体の村づくり 就任(二期目)のあいさつ 読谷村長 山内徳信
 村民の皆様へ心から御挨拶を申し上げます。
 私は、過去四年間、村民各位の深い御理解と御協力により、本村発展の為に微力をつくすことができました。これもひとえに皆様方の日頃の御支援の賜であり厚く感謝を申し上げます。
 今回の村長選挙にあたりましては、村民各位の温い御支援と御協力によりまして、不肖私に再び村政を担当させて下さいますことに対し、身に余る光栄と存じ、衷心より厚く感謝を申し上げる次第であります。
 過去四年間をふりかえってみると、復帰後の「世替わり(ユーガワイ)」の渦の中で、戦後処理の問題をはじめ、復帰に伴なう法制度の変化の問題、本村自体のかかえていた問題等の解決のため、全く日に夜を継ぐ多忙の中で、足あともふりかえる暇もなく、ひたすら前へ前へと走り通すだけの日々でありました。四年間、大任を負い無事に仕事をすすめることが出来ましたのは、たえず激励、御指導を賜りました先輩の皆さんをはじめ、職場の皆さん、後輩友人同僚、村民各位の温い御支援、御協力の賜であり心から敬意を表し厚くお礼を申し上げるものであります。
 これから、二期目に入るわけでありますが、一期間で学んだ(一期は勉強期間と普通云う)こと、体験したことを生かしつつ、村民の期待に応えるべく、将来への展望を基にして、村全体の立場から粉骨砕身努力をしていく覚悟でございます。今後とも旧に倍する皆さま方の積極的な御指導御鞭撻を切にお願い申し上げる次第であります。
 さて、二期目の村政を進めるにあたっての基本方針を広く村民に申し上げ御理解をいただきたいと思います。それは、憲法の理念を守り、日米安保条約並びにいっさいの戦争政策に反対し、反戦平和を確立する。政治の中央集権化を排し、地方分権による真の地方自治の確立と、村民福祉を最優先する等の、統一綱領を基にして、基本方針として、
(一)、憲法を村政に生かし、平和民主主義を守り、村民主体の自治の確立と人間尊重の村政を実現します。
(二)、豊かな村民生活と福祉優先の村政を発展させます。
(三)、産業経済の基盤整備の拡充と地場産業の振興をはかります。
(四)、住民参加の村政を行ない、「人間性豊かな環境・文化村づくり」をおしすすめます。
(五)、学校教育、社会教育の拡充と人材の育成、郷土文化の継承発展、スポーツの振興をはかります。
(六)、村民のしあわせを守り、明るく住みよい健康な村を村民一体となってきづいていきます。
(七)、戦後処理の一環である読谷飛行場問題の解快、返還軍用地の跡地利用、地籍明確化等を通して村民の財産と権利を守ります。
 以上の観点に立って、村民福祉の向上のため、一歩一歩着実に進めていきたいと思います。
 我々が生れた読谷村、我々が育った読谷村、これからも皆で生きていく読谷村。この母なる大地「読谷村」が、さらに、飛躍発展することを願い、二十一世紀に向けて、歴史の批判に耐え得る村づくり、清新活力ある「人間性豊かな環境・文化村」づくりを目指し、村民が一体になって主体的に創造的に頑張ろうではありませんか。
 私も、初志忘れず、最善の努力を尽す考えであります。今後とも、より一層の御支援、御指導を賜りますよう。お願い申し上げ挨拶といたします。

※写真は原本参照

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