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1979年6月発行 広報よみたん / 9頁

4ヶ年で25キロを貯金スーパーボーイ玉城満寛君(渡小3年)

4ヶ年で25kgを貯金 スーパーボーイ 玉城満寛君(渡小3年)
 まるで子供銀行みたい-。一円玉から百円玉までザクザクその重量がなんと二五kgあり、総額にして、しめて二九万一千九百三十四円也。日頃のお金の取り扱いになれている郵便局員をもあ然とさせた玉城満寛君(渡慶次小三年生)。四年の歳月をかけて貯金したといい「お金のスーパーボーイ誕生」ともっぱらの話題を呼んでいる。
 満寛少年「アポロロケットに乗って月世界に旅行したい。」との幼心の夢にかりたてられ貯金を始めたという。当時五歳のワンパク盛り。我が子の雄大な夢に両親の正幸さん、みよ子さんは、それじゃ……と廃品の大きなポリ容器を貯金箱代わりに与えた。満寛少年は余りのうれしさにポリ容器の貯金箱にしがみつく毎日だったとか。
 正気の沙汰とは思えない。と当初横目で受け流していた両親も「これや~本物だ」と積極的に協力。四年の歳月でポリ容器は満パイ。満寛少年「無駄づかいは禁ズ」が奏を功したと語る。貯金箱は一人では持てず母親の手を貸りて読谷郵便局に持ち運んだ。十円玉でも約六千枚。局員は計算にもうクタクタ。うれしい悲鳴をあげていた。
 満寛少年は「月旅行が出来なくて残念ダ。でも世界一周旅行にするよ」と夢を追い求める少年の姿は実に爽やかそのもの。
 一方、母親のみよ子さんは「子供の志しは大人に真似のできない所がありますね。貯金を始めてからは物を大切にする心がけが充実してきました。お年玉や入学祝金などすべて貯金箱に行きました」。と笑いながら話していた。また金城読谷郵便局長は「最近の子供としてはめずらしい。まず、目的があること、無駄づかいせず夢を求める姿に子供らしい純真な心と情操教育の両面に役立つものです」と語り、満寛少年を激励していた。
写真・ワァ~びっくり、まるで子供銀行だと郵便局員を仰天させた満寛少年。

※写真は原本参照

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