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1979年7月発行 広報よみたん / 2頁

めざましい農業生産基盤の整備事業 第一次農業構造改善緊急対策事業終了 第一次農林漁業構造改善事業で実施された主な事業

めざましい農業生産基盤の整備事業 第一次農業構造改善緊急対策事業終了
 昭和50年度からスタートした本村における第一次農林漁業構造改善緊急対策事業は昭和53年度をもってすべて完了した。引き続き、昭和54年~昭和57年まで第2次農業構造改善事業をスタートさせ、より豊かな農村建設をめざして行くことにしている。
 同事業のねらいは「著しく立遅れた沖縄県農業の生産基盤及び近代化施設等を整備し、生産性の高い農業地域を確立して農家の生産意欲を高めると共に、農家の所得の向上を図ろう」とするのが主なねらいである。
 我が沖縄の祖国復帰から8年。その当時、県内の農業を取り巻く情勢は極めて徴弱なものであった。併せて、高度経済成長の真直中。農業の生産基盤は本土に比べ著しく立遅れていた。祖国復帰を契機に農業生産基盤の整備は急務とされ、低経済成長へと移行する中で農業の見直しが進み、意欲的に農業に取り組む農家が増えはじめた。
 その中で、本村は昭和49年農業振興地域の指定を受け、それに基づいて「沖縄県農林漁業構造改善緊急対策事業」を導入。第一次4ケ年計画を策定し、村内の農業生産基盤の整備をめざし事業は進められてきた。
 この計画によって実施された事業種目は共同畜舎、共同利用ハウス、共同利用農機具など8種目にわたり、事業費総額は259,249,000円。その内、国庫補助は172,828,000円。村負担は19,009,000円。残り67,412,000円は受益者負担(公庫融資を含)で進められてきた。

※表「第一次農林漁業構造改善事業で実施された主な事業」は原本参照

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