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1981年11月発行 広報よみたん / 6頁

家庭内のしつけからみた 校内暴力家庭内暴力の背景 両親の養育態度

家庭内のしつけからみた 校内暴力家庭内暴力の背景
 最近の少年非行の中でも、とくに深刻な社会問題としてクローズ・アップされているのが、中・高生による校内暴力と家庭内暴力です。
 これらの暴力非行が激増している原因は何なのか-その背景としては次のような点をあげることができます。
 ①少年自身に忍耐心が欠けていること
 ②家庭でのしつけがうまくいっていないこと
 ③少年をとりまく社会環境が悪化していること
 これらのうち、②の家庭でのしつけについて焦点を当てその問題点を見てみましよう。

校内暴力
 データ
 昭和五十五年の校内暴力事件は全国で千五百五十五件発生。前年に比べ三百五十件、二九%増加。教師に対する暴力事件の九四%が中学校で発生している。

 校内暴力で警察に補導された少年について、保護者がふだんどういうしつけをしているかをみますと、最も多いのが放任で約七割、次いで、でき愛が約一割となっています。
 このことから、親子の会話がなく、子供の好き勝手にさせていたり、また、親が子供を甘やかしすぎている-といった親の養育態度がうかがわれます。このような家庭では、悪い行為にはそれ相応の罰を与えるという基本的なしつけが徹底しておらず、保護者自身もしつけの大切さを十分理解していない場合が多いのです。

家庭内暴力
 データ
 昭和五十五年の家庭内暴力事件は全国で千二十五件発生。男子が八八%と圧倒的に多い。また、中学生が全体の三五%を占めているのが目立つ。

 家庭で、家族などに暴力を振るう少年は、学校の成績も比較的よく、家庭から一歩出ると”いい子”で通っている場合が多い。しかし、その性格は内向的で神経質なことが目立ちます。
 このような少年が、家庭や社会にうまく適応できないで、緊張や不安が高じ、いら立って暴力を振う場合が多いようです。
 一方、親の子供に対するしつけ、つまり養育態度で目立つのは、父親の場合が放任や過保護、母親は千渉のしすぎと過保護です。このような親の態度が、家庭内暴力の一つの原因になっていると言えます。

※図「両親の養育態度」は原本参照

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