読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1982年9月発行 広報よみたん / 12頁

そんちょう日記 №10 読谷村長山内徳信

そんちょう日記 №10 読谷村長山内徳信
 沖縄の暑い夏もしだいに涼しさを増してきた。今年の夏をふりかえってみると、暑さにも負けず、村民が大きく希望に燃えて躍動した夏であった。
 人が通れば道となる。道が通れば交流が始まる。交流が進めば、文化文物が入って来ると云われる。
 今年の夏の動きは特筆すべき人の動きかも知れない。これらの動きは、読谷の将来の発展に必ず結びついていくものと思っている。視野を広くし、学び得たものを実践に移す。そのことが読谷村を豊かにすることにつながるものと思う。
 第一は、北海道の池田町の児童生徒十四名を八月初旬に迎えたことである。気候風土の全然違う北と南の交流は、子供達に大きな夢と希望をいだかせ感激と感動を与えることになり、将来への村づくり事業の一つとなる。
 第二は、熊本県少年の船一行(六〇〇名)を迎え、古堅南小学校を会場にして、村内からも六〇〇名の児童生徒が参加し交歓会を通して、友情を深め、将来へのきずなを結んだことであります。
 読谷村の子供達が、本土の数多くの子供連と接し、自身と勇気を持って将来に向って、たくましく生きていくことを願うものである。
 第三は、大人の研修になるのだが、読谷山花織組合の皆さん二十二名が、七月に、北海道への研修に出発した。一行の研修目的の中には、当然、旭川市にある木内綾先生の優佳良織(ユーカラオリ)工芸館を訪ねることが含まれていた。一行は今尚、その感激さめやらぬものがあります。その感激、その興奮のエネルギーを読谷山花織の発展の為に生かして下れるものと思います。
 第四に、民生委員の皆さん十二名が、六月に北海道の池田町を訪ね、これまた、その街づくりにいだく感激を覚えて帰って来られた。
 私達は、大自然の厳しい北国の人々の雪にも負けない生活へのたくましい意欲と、もの事に対する主体的、創造的な取り組みの姿勢を学びたいと思う。

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