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1982年10月発行 広報よみたん / 5頁

宇座部落復帰先地公共施設整備事業 米軍接収から37年 望郷の一念やっと実る 150戸の宅地を造成三年後に整備完了(予定)

宇座部落復帰先地公共施設整備事業 米軍接収から37年 望郷の一念やっと実る 150戸の宅地を造成三年後に整備完了(予定)
 忍従の37年、宇座区民悲願の夢がやっとかなえられ、旧部落復興をめざすつち音高い部落復興のひびきが残波の里に高鳴っている。
 旧宇座部落は昭和五一年九月まで軍用地として接収され射撃場(ボーローポイント射撃場)に使用されていた。返還と同時に元部落への帰還気運が高まるなかで、村は宇座区民の要請を受けて昭和五五年度から旧宇座部落の復興整備事業計画を進め、昨年の実施計画のあと今年度から「旧ボーローポイント射撃場周辺復帰先地公共施設整備事業」に着手した。同計画は昭和六〇年三月までの三ケ年計画で進められ、旧宇座部落内の十三・六炉を整備、一五〇戸の宅地造成が見込まれている。整備地域は幅員九メートルの幹線道路六七八メートルを中心に縦横に四七九三メートルの道路網が走り、また排水溝三七五メートル、水道敷設五四七二メートルなど、住みよい生活基盤の整備を完備させることにしている。
 同事業には総額五億三千六百万円を投入、うち四億七千七百万円は国庫補助、五千三百万円は村負担で工事は進められる。昭和五七年度事業の第一次分はすでに着工された。第一次分工事は幅員九メートル道路六七八メートルはじめ水道敷設工事九二六メートル、排水溝六二一メートルを整備、山中組(山内義次代表)・照屋設備(照屋幸繁代表)建設工事共同企業体が八千五百九〇万円で請負、工事は進められている。
 これら工事安全の祈願を行う起工式が去る九月四日午後四時から元部落区事務所跡で行われた。起工式には村当局、工事請負業者、区民有志など五〇名が出席し、芝田コザ本願寺僧侶のお払いの儀で神事を進めた。くわ入れの儀には山内徳信村長、山内義次山中組代表、金城正行宇座区長が力強いかけ声でくわ入れの儀を行い、工事安全の祈願神事をとどこうりなく終えた。
 そのあと、山内真康氏外八名の区民有志が古典音楽「ぐじん風」など五曲を演奏し、旧宇座部落復興の門出を祝った。区民有志のなかには「元部落には再び帰れないと思っていた。旧部落の復興への道は夢のようです。一日も早く昔の静かな宇座部落を再興したい。」と語り、地酒のアワモリを酌み交わしつつ、宇座ムラの将来を語う者で夜九時過ぎまでにぎわった。

※写真「宇座部落復興の門出を祝い古典音楽を演奏する区民有志」は原本参照

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