秋の全国火災予防運動 11月26日~12月2日 これくらいと思う油断を火が狙う!
十一月から三月にかけての冬場は、石油ストーブなどの暖房器具を使うことから、一年のうちでも最も火事の多い季節です。
火災の原因をみますと、暖房器具の中で一番多いのは、なんといっても石油ストーブです。
村消防本部まとめによる今年十月末現在の火災発生状況によると、建物火災が四件、車火災四件、畑、原野火災五件、計十三件になっている。損害額においては一千万円を突破、昨年を上廻る勢いです。原因別ではタバコの不始末、子供の火あそび、コンロ火のつけ忘れなどが主な原因で、ちょっとした注意をすれば火災にならなくて済むものが主な原因になっています。
今年も、十一月二十六日から十二月二日まで、秋の全国火災予防運動が繰り広げられます。
石油ストーブの安全な取り扱い方と火を消すための”三つの基本”について考えてみました。
火の3要素 仲たがいで火は消える
火が出る-ものが燃えるためには、「燃えるもの」と「空気(酸素)」と「熱」が必要です。これは、いわば”火の三要素”といえます。このうち、どれか一つでも欠けると、物は燃えません。
つまり火を消すということは、この”燃える三要素”のどれか一つを取り除く、あるいは、しゃ断してやればよいということです。
わたしたちは、ふだん家庭の台所などで、毎日、火をつけたり消したりしています。このような”点火”と”消火”のしくみは、別の言い方をすれば、燃える三要素を組み合わせたり、”仲たがい”させたりしていることになるのです。消火のコツも、ここにあります。
消火の方法は、この燃える三要素に見合った三つの形が考えられます。つまり、三要素のどれか一つを初期の段階で、”仲たがい”させるのです。
空気(酸素)を断つ 窒息消火
天ぷらをあげていて電話がかかり、うっかり長話になって戻ってみると、なべに火がはいっている-こんな時とっさに、なべにフタをすると酸素が断たれ、火は消えます。
また、倒れた石油ストーブが燃えだしたときは、シーツなどを水にぬらしてかぶせると消すことができます。
このような消火方法が、窒息消火です。
燃えるものを取り除く 除去消火
例としては、ガス火災のときなど元せんを閉めて”火元”を断ったり、山火事のとき、周囲の木を切って延焼を防ぐ場合などがあります。
熱を下げて消す 冷却消火
火事と働いたら、まず「水!」と反射的にピンとくるほど、水は冷却消火のチャンピオンです。
また、天ぷらなべに火がはいったときなど、手近にある野菜を入れるのも冷却消火の一つの方法です。
※写真、イラストは原本参照