読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1982年11月発行 広報よみたん / 9頁

第8回よみたんまつりカメラルポ 村民が創く手づくりのまつり 空前の人の波に迷い子も続出

〔271号8ページの続き〕

つある。
 ○ーまつり二日目も好天に恵まれた。初夏を思わせる今秋一番の好日和とあって、午前十時の開門を待たず各会場にはドッと人波が押しよせた。
 メイン会場は昨晩に増して大混雑、足の踏み場をさがすのにひと苦労、おかげで迷い子の続出に場内のマイクは親さがし、子さがしでテンヤワンヤの大忙がし。また、勤労者体育センターで開かれた小中校生、老人クラブ、読P連の作品展は終日長蛇の列をなす盛況、福祉センターホールでは、渡ケ次小児童一五三名が演じる歌舞構成「ゆがふ村ユンタンザ」、長浜区の民俗芸能「チョンダラー」、楚辺区に古くから伝わる組踊「東辺名」が上演されるとあって、会場は満員札止めの盛況、民俗資料館では特別展「県立博物館名品展」また、四月にオープンした伝統工芸センターでは、読谷山花織の展示即売が行われるなど、各会場とも空前の人出でパニック寸前の様相もみられた。
 一方、メイン会場は絶え間なく繰り広げられる各種団体の演技に酔いしれた。ハッピー姿の老人会、婦人会、子供会による団体演技、読小、渡ケ次小の鼓笛隊パレード、比謝青年会のエイサー、空手の実演、素人民謡ショー、各字伝統芸能発表など、心ゆくまでのプログラムに堪能しきり、観客はまつり一色に酔いしれた。
 ○ー晩秋の日暮れはつるべ落しのよう、日中の暑さは日暮れとともにやんわりと秋の気配を感じさせる。四基の照明灯がともされ、まつりも終盤に近づいた。午後八時、夕闇のなかからドラ、太鼓が鳴り響き場内は騒然、波平区に伝わる伝統棒術・マチ棒に熱狂した。波平区のマチ棒は二七〇年の歴史をもつ。この日は勇壮に着飾った総勢一〇〇名近い区民を繰り出し、二本の旗頭を軸に壮絶に展開するマチ棒のドラマが一時間近くにわたって展開された。余りの壮絶なマチ棒に大観衆は身を乗り出す者、指笛を高鳴す者など、第八回よみたんまつりの有終の美を飾るハイライトのひとつになった。
 ○ー第八回よみたんまつりは好天に恵まれたこともあって、のべ五万人の人出というかつて経験したことのない空前の人出に大きく盛り上がった。ことしもいくつかのドラマを生み、埋もれた民俗芸能を掘り起こし継承発展させた。読谷ならでは味うことのできないユニークなまつり、それぞれの観衆は心ゆくまで酔いしれるなか、まつりの灯は午後九時過ぎ静かに消されていった。

※写真「人人人人……晩秋を彩る花火にうっとり酔いしれる」、「ラクちんラクちん」、「オ~ワンダフルグッドまつりね」、「あついあつい!日がさをさしてまつり見物」は原本参照

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