読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1983年4月発行 広報よみたん / 5頁

3たび声高らかに平和宣言 反核・反戦を貫き平和を守り人類存続と文化の発展のために奮闘 昭和58年度施政方針 読谷村長山内徳信 4本年度の実施事項 (1)教育諸条件の整備と社会教育並びに文化活動の振興に関する施策 (2)産業経済振興の施策

〔275号2~4ページの続き〕

運動広場の開放、勤労者体育センターの活用、運動広場ナイター施設等の活用により村民スポーツ活動を幅広く振興してまいります。さらに、長浜地区の運動場につきましては、関係地主の全面的な協力により昭和五七年度で用地取得が終了し、今年度は実施設計と取付排水路の工事を進めてまいります。
 今年度は第二回「北と南(北海道と読谷)の児童生徒の夢とロマンを実現する交流団」の派遣等を推進していく計画であります。これらの事業は将来の読谷村の文化村を支える重要な要素となり拠点となるものと確信するものであります。これらの諸事業を通して、村民の社会的教養の向上と体力の増進を目指すとともに地域住民の連帯と協調の輪を広げ、明るく住みよい健康な村づくりに貢献するものであります。
③文化財の保護と文化運動の展開
 人間社会の営みのすぐれた開花現象が文化であります。各地域がそれぞれの地域特性に基づいて地域社会を充実させることが最も重要な文化の培養法であります。地域社会の充実こそが文化発展の母体であり、本村が読谷ルネッサンスを軸に二十一世紀に向けての新しい文化村づくりを提唱するゆえんもそこにあります。
 先人の遺した貴重な文化遺産の収集、発掘、展示、保護、研究等が読谷村立歴史民俗資料館を中心に関係者の努力と村民の協力によって年々進展し、文化遺産の正しい継承と次代の新しい文化創造への礎が築かれてまいりました。村民の間にも文化活動を通して地域社会に対する深い認識と愛着の念が生まれ、村づくりの精神的エネルギーが蓄積されてまいりました。今後とも村民が相協力し、新しい文化の芽を育てること、即ち文化の土台を築き上げていく環境づくりが重要であります。このような活動を各分野、各団体の中において、主体的、創造的、意欲的に実践することが必要であります。
 村民は二十世紀後半の読谷村における文化の創造者という認識をもって歩もうではありませんか。村民の歩いたあとが道となり、その道がやがて文化となるからであります。
 今年度も引き続き資料館を中心にして、民話資料集(第六号)の発行。民話調査及び収集活動、村内民具調査と収集活動を実施するとともに読谷村年中行事調査や館報、紀要(第八号)の発行をいたします。
 また、昭和四八年より継続して進めてまいりました座喜味城跡環境整備事業の石積工事が昭和五七年度で完了し、今年度より城跡周辺の環境整備事業に入り、松林内の歩道の整備、植栽展望台、便所等が設置されます。
 復帰後十年間の整備をかえり見ると、城跡の復元整備が進められたことにより在りし日の姿がよみがえり文化性に裏打ちされた座喜味城跡の偉容は、村民に大きな誇りを与える存在になってまいりました。
 今年度も地域特性に立脚した「第九回よみたんまつり」を開催してまいります。「継続は力なり」という言葉がありますように、「よみたんまつり」は全村民の協力によって、読谷でなければ「見れない、聞けない」まつりへと大きく発展してまいりました。年一度の大きなまつりであり、すべての分野の総合的な発表の場として全村民が参加し、村民相互の親睦、融和を図り、読谷村発展への原動力たらしめるための計画であります。
 人間は知ることによって現在を正しく認識し、その結果、将来に対する指針を得ることができるのであります。今年で三年目に入ります「村史」編纂事業を今年度も引き続き進めてまいります。
 本村の村づくりは御承知の通り二十一世紀の歴史の批判に耐え得る村づくりを志向しており、村民共通の目標は「人間性豊かな環境・文化村」づくりであります。今や各団体、各字の動きもこの目標に向って動きつつありますが、その内容を一層充実発展させるために「第三回読谷アンデパンダン展」を計画し、読谷における文化・芸術活動を盛り上げるとともに「第三回動く美術館」の読谷開催を実現させ、日本の秀作絵画美術作品等を本村で鑑(観)賞できますよう準備をしていく考えであります。
 このような諸文化活動は必ずや読谷村民に大きな影響と感動を与え、その感激、感動がいつの日か大きく実ってくるものと確信するものであります。
(2)産業経済振興の施策
①生産基盤の整備
 本村の主要な産業は第一次産業であります。復帰後、沖縄県内においても農業の見直しがさけばれ、真剣に農業問題が取り組まれるようになってきました。その結果、本村の農業も徐々に明るい方向への兆しが表われはじめてまいりました。今後さらに発展させるためには、沖縄の自然条件を最大限に活かした農業の推進とその条件整備が必要になってまいります。本村の立地条件と地域特性を考え合せた場合、現在の厳しい社会、経済環境の中で地道であるが着実に所得を増やし、生活の向上安定を図る施策として第一次産業の振興はきわめて重要な課題であります。
 そのためには土地の有効利用と現行制度の活用が最も肝心であると同時に、地域においても自らの生産である「農業」に絶えず主体的にしかも創意と工夫をこらしつつ取り組む必要があります。
 本年度の農業生産基盤の主な事業は次の通りであります。
 (イ)渡具知地区土地改良総合整備事業(五年次)は、本年度が最終年次にあたり、二四haの本換地と擁壁、鍬止工事を実施いたします。
 (ロ)渡具知地区灌漑排水事業は、土地の基盤整備が実施されました二四haの農地に灌水する施設で、昨年度の全体実施設計に引き続き行われろ事業で、貯水施設、揚水ポンプ、加圧ポンプ、給水管及び導水管の施設工事であります。
 (ハ)西部達道土地改良総合整備事業(四年次)は、昨年度に引き続き高志保地区を予定し、圃場整備、幹線農道、支線農道、排水路等の整備事業を実施してまいります。
 (ニ)渡慶次地区土地改良総合整備事業は、昨年度の全体実施設計に引き続き初年度の整備事業に移り、圃場整備、排水路等の整備事業を実施してまいります。
 (ホ)浜屋地区土地改良総合整備事業は、昨年度のヒヤリングに基づき、土地改良区設立認可と同時に全体の実施設計を予定しております。
 (ヘ)農道改修工事は、昭和五七年度から単独事業として事業を進めてまいりましたが、農道は農業生産活動に必要な基本施設であるため、継続して実施していく計画であります。
②長浜ダム県営一般海潮排水事業
 長浜川ダムの建設につきましては、その目的、意義等については今迄に何度も申し上げてまいりましたので割愛させていただきますが、昭和五十年から調査活動が進められ、その調査結果に基づき本年度は仮設排

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