3たび声高らかに平和宣言 反核・反戦を貫き平和を守り人類存続と文化の発展のために奮闘 昭和58年度施政方針 読谷村長山内徳信 4本年度の実施事項 (4)生活環境の整備に関する施策 (5)地場産業の育成に関する施策 (6)行政区改善の取り扱いについて
〔275号2~6ページの続き〕
のための重要な事業であります。
住民生活に欠くことの出来ない水道施設は最も重要であります。本村におきましては、ここ数年来抜本的に改善を重ね、全体的に整備されてまいりました。本年度は旧古堅集落地内で進められております古堅地区土地区画整理事業地域内の生活用水を確保するための配水管布設工事とモーガンマナー地内の給水施設の改良工事を実施していきます。
住民生活の根幹であります道路排水等の整備につきましては、古堅一号線、大湾線、大湾一号線、大湾二号線、長浜後原~渡慶次南風原線、高志保東線、伊良皆西線、親志~喜名線、上地~波平線、福祉センター線、残波線等の村道の改良または舗装工事と用地取得事業、都市計画幹線街路水釜~大木線は実施計画書の国庫申請を進めてまいります。
排水路改良工事は、喜名地内、高志保地内、楚辺~都屋排水路等の改良工事と遊水池用地の取得事業を進めてまいります。
都市計画事業としては、村民の憩いの場づくりとして進めてまいりました座喜味城跡公園の用地取得事業と併せて整備事業が着手されます。更に楚辺ニュータウン(南)地区に児童公園の設計等の準備に入ります。また、古堅地区土地区画整理事業は四年目を迎え、幹線街路と区画街路の工事を推進してまいりたいと思っております。
旧集落地域の総合的な整備事業として、旧ボーローポイント射撃場周辺復帰先地公共施設整備事業により、旧宇座部落の復帰に備え、道路、上水道、排水路等の基本施設の整備事業が三年目を迎えております。また同種の事業による旧儀間部落の整備事業の全体設計を実施してまいります。
交通安全対策につきましては、読谷村交通安全対策協議会を中心に村民総ぐるみで交通安全思想の高揚を更に推し進めてまいります。本年度事業として比謝~大湾交差点改良及び物件補償、用地購入をはじめ、診療所前バス待合所設置、道路反射鏡、道路照明灯、広報板設置工事等を施工し、交通安全施設の整備充実を進めてまいります。
環境衛生業務のし尿処理につきましては、中部五市町村による共同処理を継続実施してまいりたいと思います。
また、一般廃棄物の処理については、現在儀間地内に処理場を確保し、覆土処理等を実施しておりますが、一般廃棄物最終処理場の整備に向けての取りくみをいたします。
消防行政につきましては、ここ数年来消防力の強化に努めてまいりました。これまで村内六局地区から非常通話が消防本部に直通出来ませんでしたが、昭和五七年度でマルチ方式による直通回路が実現したことと、訓練場の整備確保が出来たことは、消防行政の一層の充実強化を促するものであり、今後とも村民の生命財産を守るよう努力していく所存であります。
(5)地場産業の育成に関する施策
本村には地場産業として「読谷山花織」と「読谷山焼」の二つの伝統工芸があり、これは読谷村のみならず沖縄県民のかけがえのない共有財産でもあります。さらに村民の日常生活の中に深く静かに浸透しているものに泡盛「まるたか」、「残波」がありまた長く庶民の生活の中で息づいてきた素朴な味のある「ソベポーポー」、海産物レストランの新鮮な魚介類など、村内を見まわすとそこに特徴的なものがあることに気づくのであります。
祖先の遺した伝統工芸をはじめ、村民の努力によって作り上げられた生活文化、産業文化を豊富に発展させる為に、更に新しい動きが必要であります。
私達は読谷村を愛し、読谷村で物をつくり、それを愛し、さらに他にもそれを推奨し、地域に根ざした活動の展開を願うものであります。
①各字一品づくりの奨励
第一次産業と結びついた加工品づくりとして「一字一品づくり(名柄づくり)」を呼びかけ、村民の生活を豊かにし、村民所得の向上に村民が知恵を結集し実践していく。
その努力が地域産業の育成のエネルギーとなるのであります。
②読谷山花織の育成強化事業
花織組合役員体制を強化すると共に花織会館を中心に組合員の生産活動、品質の向上及び製品の開発、後継者育成事業等を進める一方、特に中堅者技術向上対策事業を推進していく計画であります。更に、生産体制を確立し、需要と供給のバランスをとるために今年度は「読谷山花織地域工房」の建設を進めていく考えであります。
③生活用器(ヤチムン)を生活化する運動を
読谷村内には窯業にたずさわる人がふえてまいりました。その中心地を形成しているのが「ヤチムンの村」であります。
ヤチムンの村の製作活動も年々軌道に乗り活発になってまいりました。その動きは今や村内外から大きく注目されており訪れる人を通して読谷村の民間外交の拠点ともいえる役割を果し、文化村づくりの一翼を担う存在となりました。住民生活の中に生活用器(ヤチムン)が広く浸透し活用されるよう配慮していきたいと思います。
④共販センターの活用
今度、読谷村に初めて共販センターができます。建設目的は、村内で生産される地場産業製品や地域特産品を、共販センターで村内外の人に販売することによって生産活動が活発化し、所得の向上はもちろん需給のバランスと流通の確保を促していく考えであります。
そのことが結果として読谷村の「名所」づくりへと発展していくことを期待するものであります。
⑤商工会活動の助成
読谷村の商工会も、今年で結成十周年を迎えることになりました。
商工会館を拠点に、商工会の諸活動も展開され、その成果も年々向上しております。商工会は地域経済活動を担う団体であり、諸活動が一層充実すると共に、地域にマッチした目標と地域課題をかかげて商工会員各位の主体的、創造的な実践活動を大きく期待するものであります。
十周年の節目に当り「商店街の診断」事業が計画されておりますが、所期の目的を達成し、その結果が、商工会が目指す明日の中核的商店(街)形成に資することが出来ますよう助成していくものであります。
(6)行政区改善の取り扱いについて
読谷村の行政区域の問題は、その原因は終戦後の混乱期の居住(移動)形態とその後の人口の社会的増加によって、旧集落の範囲内で律し得ない状況が現出した結果であります。
本村は、行政区改善のため審議会を設置し、答申を受けそれに基づいて行政区改善を進める為、各字及び未加入者との話し合いを重ねてまいりましたが、その結果、可能な字(地域)と