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1983年8月発行 広報よみたん / 6頁

62年沖縄国体本番に大きな自信 第4回全日本クラブ男女ソフトボール選手権大会九州地区予選 男子は紳士服のシモノ(鹿児島)・女子は日田クラブ(大分)が優勝 健闘空し!読谷ダイバーズ・読高OGク 万全な大会運営に驚嘆

62年沖縄国体本番に大きな自信 第4回全日本クラブ男女ソフトボール選手権大会九州地区予選 男子は紳士服のシモノ(鹿児島)・女子は日田クラブ(大分)が優勝 健闘空し!読谷ダイバーズ・読高OGク
 第四回全国日本クラブ男・女ソフトボール選手権大会九州地区予選が去る七月九日、十日の二日間にわたり村運動広場で開かれました。同大会には、男子は各県で一次予選会を勝ち抜いた十六チーム(一県二チーム代表)、女子は県代表四チームのほか、大分県代表が出場し、二日間を通して熱戦を展開しました。
 大会二日目は、南国沖縄のはだを刺す強烈な暑さのなかで、全国大会への出場資格をめざして、熱戦を展開しました。その結果、決勝戦は男子が紳士服のシモノ(鹿児島県代表)対、西有家町クラブ(長崎県代表)の対戦となり、攻守に勝る紳士服のシモノが五対三のスコアで優勝を飾りました。三位は熊本県代表の天明クラブ。
 一方、女子の決勝戦は、県代表のコザクラブ対大分県代表の日田クラブの対戦となり、一対○のスコアで日田クラブが優勝しました。その結果、今月末に高知県で開かれる全国大会には、男子は上位三チーム、女子は優勝チームが九州地区を代表して出場します。
 読谷大会での万全なまでの大会運営は、選手団、関係役員等から好評を受けました。競技場設営から大会運営にいたって、綿密な企画のもとに、万全な態勢で大会を運営し、四年後に控えた第四十二回沖縄国体を想定した、本番さながらの大会運営に自信を深めました。

万全な大会運営に驚嘆
 試合に先だち午前九時から開会式が行われました。まず、読谷小学校生九十五名によるバトントワラー、鼓笛隊によって華々しくオープンニングを飾り、選手団一行を歓迎しました。引きつづき読谷中学、古堅中学生八十四名による合同吹奏楽団の演奏で競技役員、選手団が入場、前回優勝チームの熊本県代表、闘魂クラブを先頭につぎつぎ入場を行い、国体本番さながらの入場行進に、選手団一行は緊張の度合いを深めていました。
 山内昌千代競技委員長が競技開始の宣言を行ったあと、九州協会旗を中央に県協会旗、村旗が空高く掲陽され、若夏の空を彩りました。つづいて九州ソフトボール協会の黒木幹夫理事長が「四方海に囲まれた素晴しい沖縄で、第四回大会が開かれることは大きな喜びです。今大会が昭和六十二年沖縄国体に向けての、みのりある大会になるよう祈念します。」とあいさつしました。
 また、山内徳信村長は「九州各県を代表される選手団をお迎えし、本村で九州地区予選会が開かれることは、全村民心から歓迎申し上げます。昭和六十二年に沖縄国体が開かれますが、本村は少年男子ソフトボール競技会場に決まり、この時期に九州大会が本村で開かれる意義は大きく、そのまま、沖縄国体へと躍動発展するものだと、心から期待するものです。」と歓迎のあいさつを行いました。
 さらに、伊波栄徳村議会議長が祝辞を述べたあと、読谷ダイバーズの山内正選手が力強く選手宣言、開会式を終えました。そのあと男子はA・Bコート、女子はCコートに別れ、始球式のあとプレイボール。Aコートでは山内村長がみごとなピッチングで始球式を行い場内を沸かせました。
 大会初日は男子は二回戦、女子は準決勝まで行いました。各県を代表するチームだけに、スピード感に満ちあふれる高度なプレーに、多くのソフトボールファンは酔いしれました。

※写真「熱戦を展開した第4回全日本クラブ男女ソフトボール選手権大会九州地区予選」、「優勝チームのシモノに大優勝旗」は原本参照

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