第5回熊本県少年の船 緑の木陰で友情の交流会 めんそれーユンタンザへ〈二度目の来村〉一千二百名児童がっちりスクラム組みチク・サクコール
”火のくに”熊本県から「めんそうれーユンタンザヘ」-去る七月二十四日、第五回熊本県少年の船一行(団長・細川護煕熊本県知事)六百八十八名が来村し、本村の児童生徒六百名と、楽しい交流の一日を過ごしました。
熊本県からの少年の船は、昨年につづき二度目のこと、「交流を通して友情と信頼を深めよう」との目的で開かれました。一行は十六台のバスを連らね午前九時過ぎには交流会場の座喜味城跡公園に着き、本村の児童たちが盛大な拍手で一行を出迎えました。緑濃い琉球松に囲まれた座喜味城跡公園は、朝つゆにぬれた松の枝にリユウキュウクマゼミが「メンソーレーユンタンザヘ」とにぎやかに大コール、一行を歓迎していました。
公園内には特設ステージも設営され、緑の小陰を吹きぬけるすがすがしい風に「ワァ~涼しい」と、松林に腰をおろし歓迎式典に臨みました。
歓迎式典では、まず親盛恭子さん(渡一ケ次小六年)が「大自然の中で交流会を通し、心と心を開き、話し合い、ふれあいを深め、すばらしい思い出をたくさんつくろう」と開会のあいさつを行いました。そのあと、山内徳信会長、兼本利恵子さん(古堅中)が歓迎のあいさつ、熊本県知事の細川護煕団長が訪問のあいさつを行いました。
また、特設ステージでは古堅小学校三味線クラブによる琉球古典音楽の演奏、しし舞い、琉舞などを紹介、軽快な三味線のリズム、児重たちの鮮やかな琉装に少年の船一行は、さかんにカメラのシャッターを押していました。一方、公園内沿道では読谷小学校生が、エイサー・エイサーとパーランクーでねり歩いて一行を歓迎し、盛大な拍手を受けていました。これに対し少年の船一行も集団演技でお返し、さらに友情を深めようと「友情の樹・さざん花」の苗木を各小学校へ贈りました。
式典後は、四〇班に別れ、昼食をとりながら交流会は開かれました。はじめは気むずかしがっていた児童たちだが、自己紹介が終るといつしか大の仲良しに。肩を組み合う者、手を取り合って話し合う者、交歓カードで住所録を記入する者で大にぎわい。つい今しがたまで別人だったとは、まるでうそのよう。親しげに語らう児童たちの姿は、永遠の友情を深めているかのようでした。プレゼント交換では、お互いにメモ取った交換カードを贈り「お手紙ちょうだいネ」と固い握手を交わす少年たちでにぎわっていました。
交流会はフィナーレに近づき「別れの集い」では、まず、勇気のステージ大会がありました。交流会を通しての感想発表で、先を競ってステージのマイク奪いあい、感想を発表する元気のよい子供たちでにぎわいました。また、この日の友情をいつまでもと各班ごとに別れ、相方の児童たちががっちりスクラムを組み元気良く「チクサクコール」を力強く行い、樹上で小休息する野鳥たちは「スワッ何ごとゾ!」と大きくはばたき飛び去るなど、威勢のよいかけ声で友情を一層深めあっていました。
「またあいましょう、今日の日はさようなら」交流会の日程は時を感じさせず、あっという間にフィナーレ。なごりおしい別れがいつまでもつづき、友情の絆をしっかりと結びました。本村の児童たちは一列に並んで人垣をつくり、そのなかを熊本県少年の船一行は、別れを惜しみながら車上の人に。「また来年も来いよな」と、いつまでも手を振って見送る子供たちは、友情の交流に思い出深い一日になっていました。
※写真「メンソーレゆんたんざへと古堅小三味線クラブがみごとな琉球音楽古典音楽の演奏で一行を歓迎。」、「涼しい緑の木陰で歓迎式典」、「エイサ-で一行を歓迎する読小児童会」、「鮮やかな琉舞に一行から大きな拍手」、「永遠の友情を深めようとプレゼントの交換」、「なごやかに友情の交流会」は原本参照