広報よみたん 1983年 No.280号 9月号
村政の目標 人間性豊かな環境・文化村づくり
発行/読谷村役場企画課
(祝)読谷村共同販売センター堂々開店
地域経済を支え 地場産業の振興にひと役
「人間性豊かな環境文化村」づくりの一環として建設を進めていた「読谷村共同販売センター」が先に完成し、その開所式典が去る八月十日、午後三時から同センター広場で行われました。
読谷村共同販売センターは、本村で織られている伝統的な織物「読谷山花織」、村内十七窯元から生れる「ヤチムン」はじめ、農産物、農産加工品などの特産品を展示即売することによって、本村の特産品のよさを、県内外の多くの方に理解していただくとともに、販売事業を通して地域の産業振興を図り、村民および県民の基本的生活ニーズに応え、その収益金は地域福祉向上のために還元することを目的として建設されました。
この日の式典には国・県からも来賓が列席、村当局、読谷山花織織子、ヤチムンの窯元、村社会福祉協議会から多数の関係者が出席し、県内で初めての「読谷村共同販売センター」の開店を盛大に祝いました。式典に先だち、山内徳信村長、伊波栄徳村議会議長、池原紀生村社会福祉協議会福会長がテープカット、そのあと同センター北広場に式典の場を移し、開店式典並びに祝賀会をとり行いました。
安田慶造助役が開式のことば、棚原栄福経済課長が経過の報告を行ったあと、山内徳信村長が式辞を述べました。山内村長は式辞のなかで「本村は伝統工芸を中心に、地域の特性を生かした文化村づくりを進めてきました。そして今、地域産業の生産基盤はできつつあり、そこで生産された読谷山花織、ヤチムンなどの伝統工芸産品をいかに販売ルートに乗せて行くかが大きな課題となっており、その意味でこの共同販売センターの開店は大きな意義があります。共同販売センターは沖縄の気候風土にマッチした建物で、ここを拠点に読谷山花織、ヤチムンの伝統工芸品の販売ルートを確立し、地域経済を支える地域産業の振興に役立てて行きたい。」と式辞を述べました。
この日は台風五号接近であいにくの悪天候下、式典の途中も雨は容赦なく降り続き、「縁起の良い雨」に山内村長の式辞にもつい熱気が込もる。いつしか厚い雨雲も切れ、垣間見る太陽の日差しは、同センターの開店を共に祝っているかのようでした。
(関連二~三頁)
※写真「式辞を述べる山内徳信村長」と共販センター写真は原本参照