読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1983年9月発行 広報よみたん / 2頁

8月11日堂々開店 読谷山花織ヤチムン等の伝統工芸品を展示即売 経営は村社会福祉協議会が当たります 収益金は福祉向上に還元 中古電柱を使いユニークな建物

8月11日堂々開店 読谷山花織ヤチムン等の伝統工芸品を展示即売 経営は村社会福祉協議会が当たります
 読谷村共同販売センターは、国の地域経済振興対策制度の積極的活用で、今年の一月四日工事着工、総事業費四千万円で工事は進められてきました。国道五八号線沿い、アロハゴルフ場に隣接して立地し、交通の便よく、沖縄の印象を創出する赤瓦屋根民芸調の寄せ棟造りは、ひときわ目につく存在になっています。
 同センターは中古の電柱材を活用した木造建築で、建築費を軽減したのも特徴のひとつです。白い壁、赤がわら屋根は、近年こうした建築物はめっきり少なくなりつつあり、地域文化の香りをはだで感じさせるユニークな建物として早くも人気を呼び、客足は絶えません。
 同センターの概要は、敷地面積干八百坪、延床面積は約百十三坪です。施設の主な概要は、正面玄関を左に入ると展示販売ギャラリー(五三坪)、右に入ってレストラン(三三坪)に入ります。木材の香りの新しい店内は、静かなうちにもおちついた雰囲気を漂わせています。
 工事は設計部問は匠設計事務所(洲鎌朝夫代表)が担当し、建築工事は金信組(金城繁信代表)、電気設備工事は三友電気水道工事社(棚原正武代表)、機械設備工事は読谷共進工業商事(久高友教代表)、屋根瓦工事は奥原製陶所(奥原崇実代表)がそれぞれ請負い、工事は進められてきました。

収益金は福祉向上に還元 中古電柱を使いユニークな建物
 読谷村共同販売センターは八月十一日から営業を始めました。立地場所が沖縄の動脈ともいえる国道五八号線沿い、しかもひときわ目立つユニークな建物、駐車場のスペースも充分とあって、ドライブの途中車を横付けして気軽にショッピング、食事をする家族ずれ、観光客でにぎわい、開店以来連日盛況を呼んでいます。
 同センターの運営は村社会福祉協議会があたり、そこからの収益金は、本村の福祉向上に還元されます。仲宗根悟店長以下五名の職員を配置し、お客様の身になっての応待は、利用される来客から大変好評を呼んでいます。しかも地元で生産される読谷山花織、ヤチムン等が品数豊富に揃い、買い求め易い値段とあって絶好評を呼んでいます。
 展示ギャラリーには金城次郎氏以下、村内十七の窯元で焼かれたヤチムンをズラリ展示、また与那嶺貞氏はじめ、読谷山花織展示コーナー、それに二次製品の小間物コーナーなど、地元で焼かれるヤチムン、手塩にかけて織り上げられる読谷山花織とあって、本村の特徴を生かした共販システムは、地域産業を支える大きな目玉になり、来客から絶対的な人気を呼んでいます。
 来客のひとりで京都から仲良しグループで来沖したというOLは、「ムーンビーチへ泳ぎに行く途中です。沖縄的な建物が少なく残念に思っていましたが、きわだつ建物だなと思いタクシーをUターンさせました。落ちついた店内の雰囲気、品物の安さにびっくりしました。」と語り、十数点の小間物、ヤチムンを買い求め、急ぎ足北部の海へ車を走らせていました。

※写真「いらっしゃいませ!朝11から夕8時まで開店しています」、図「読谷村共同販売センター見取図」は原本参照

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