もっと体を動かそう!中高年の体力づくり
じっとしていると、体はなまってしまいます。体のエネルギーも蓄えられ、太るばかりです。澄んだ秋空の下大人も子供も、おいしい空気をたくさん吸って体を動かしてみましょう。
適度な運動が、健康づくりや体力づくりに効果があると分かっていても、きっかけをつくるのは難しいし、続けるのはもっと困難なようです。あなたは運動してますか?
三人に一人は運動しない人
「最近の一年間に運動やスポーツを行ったか」を二十歳以上の男女二千四百四十八人に聞いた調査があります(総理府「体力・スポーツに関する世論調査」57年10月調査)。運動やスポーツをした人は、自分の行った種目を次のように挙げています。体操、軽い球技、ボウリング、ランニング…。
ところが、約三六%に当たる八百七十六人の人が「この一年間に運動やスポーツをしなかった」と答えています。つまり、三人に一人は運動しない人といえます。そして、この傾向は男性より女性、また年をとるほど高くなっています。
意識しないと運動不足になる
運動やスポーツをしなかった理由で一番多かったのは「時間がない」。仕事や家事、育児に追われて時間がとれない、というものです。
次いで多かったのは「年をとったから」。そして、「体が弱いから」「仲間や指導者がいないから」と続きます。
もちろん、ふだんの仕事や家事が体力づくりに役立っていることもあります。例えば、アフリカのブッシュマンなどは、獲物を求めて歩く、追いかけるといった日常の生活そのものが運動と結びついています。しかし、電化や合理化の進んだ現代の生活では、よほど意識して体を動かさないと運動不足になってしまいます。
また、「年をとった」「体が弱い」といって運動をしないと、ますます体がなまってしまいます。運動には、これだけこなさなければ、という基準はありません。一人ひとりが自分の年齢や体力に合った運動を自分なりの方法で行えばよいのです。
運動選びは年齢や体力を考えて
自分の年齢や体力に合わせて運動を選んでください。実際にやってみて、ご飯がおいしいとか、寝つきがよくなったと感じたら、しめたものです。
▽四十代
健康のための運動は、少しずつでも毎日続けるのが理想的です。しかし、それが無理なときは、少なくとも週一回ぐらいは体を動かしましょう。スタミナの衰えを防ぐ、気分転換に役立つ、集中力が養える一との三つが”運動種目”を選ぶポイントです。
▽五十代
休の無理がだんだん利かなくなってくるので、ふだんの生活管理に重点を置き、運動は楽しむものと割り切ってください。
▽六十代
若いときから体を鍛えてきた人と、そうでない人の体力の差が目立ってきます。疲れたと感じたときは途中で休む、それでもだめなら中止するという具合に、無理をしないで運動するよう心がけてください。