読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1983年10月発行 広報よみたん / 5頁

本当の幸せ 一の四組池原のり子 人間の醜さ 二の五東恩納望

本当の幸せ 一の四組 池原のり子
 対馬丸の沈没は、私達にはわからないけれど二度とあんなに恐しい戦争は、おこしてはならないということをしみじみ感じさせられた。
 沖縄で生まれ育ったおばあさんたちは、沖縄を離れたくなかったにちがいない。恐しい戦争小さな子供達までがむやみに殺されお年寄りまでが意味もなく殺されて…。
 今も沖縄は幸せだといえるだろうか?。戦争のあったころに比べれば、とても幸福だろうけれど今も嘉手納やいろんなところに軍の基地がある。基地のそばを通って、真上から軍の飛行機が飛んでいるのが見える。早くあんな練習をやめて本当の幸せな沖縄になってほしい。
 本当の幸せな沖縄にもどったら、たくさんの死んで行った人達も、きっと喜んでくれるでしょう。

人間の醜さ 二の五組 東恩納望
 「ひどい、ひどすぎる」私の最初の感想、そんなにまでひどいとは思わなかった私は見てびっくりしました。
 対馬丸が沈んだ時、護衛隊は知らん顔をして逃げていくし、大人達も自分の命だけにとらわれて、子供をけったりしてまでも自分だけ助かろうとしていたシーンを見て、人間ってなんて醜いんだろうと感じました。
 父や母から戦争は、ひどいものだといつも聞かされていてよく理解していたつもりだったけど、対馬丸を見て改めて戦争の惨さ、醜さを知りました。
 私達の世代から”戦争”という言葉がなくなり、そして人間の醜い部分がなくなったらいいな。いや、私達がなくしたいなと思いました。

※写真は原本参照

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