残波岬!!、それは大自然の気象の変化によって千変万化、いろいろな姿を見せてくれる岬である。
ある時は女性のように優(やさ)しく、ある時は猛(たけ)り狂(くる)う猛獣のように。又、ある時は浩然(こうぜん)の気を養うにふさわしい場所として人々から親しまれてきた。おもろの昔から人々の心の中に生きてきた岬で、琉歌(上い口説、こてい節)にも歌われた風光明媚(めいび)な景勝の地である。
残波岬も、今次大戦の戦災とその後、米軍射爆場として使用された為に、昔の緑豊かな松林の面影は、今はどこにも見あたらない。
私達は、残波岬の地にふさわしい跡地利用計画をすべく構想をねって、その準備を進めてまいりました。それは、村民の夢とロマンを実現させる村民主体の壮大な計画である。
遂に実現した。45haに及ぶ広大な残波岬総合公園がそれである。その中核的存在が「読谷勤労者野外活動施設」であり、去る十一月三〇日、感激もあらたに関係者数百人の参加の下に落成記念式が行なわれた。
用地取得といい、亜熱帯的センターハウスの実現といい、地主をはじめ関係者の深い御理解と血のにじむような交渉と努力のおかげである。
対外的には労働者とその外郭団体である雇用促進事業団並びに沖縄県商工労働部の皆さんの御理解と御配慮の賜である。
母なる大地残波岬の西端に位置し、眼下に東シナ海を展望できる殿堂センターハウスの中に、県下唯一の剥製(はくせい)のヒグマがいる。これは施設の落成を記念して、北海道池田町役場(町長石井明)から、読谷村民への友情の贈りものである。心から感謝申し上げます。
北の雪国北海道から来た七才のクマ公が、南の暑い沖縄で、ひとりぼっちで淋しがらぬように大勢のお友達が出来ますようお願いいたします。クマ公にどなたか「名前」をつけて下さいませんか。
クマを捕獲した方は池田町の職員「工藤薫」さんです、村民からも感想文など送っていただけたら幸です。池田町役場(北海道中川郡池田町西一条七丁目)です。
※写真「北海道・池田町で射止められた生体300キロのひぐま、両町村の友情のあかしとして贈られました。センターハウスロビーに展示」は原本参照