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1983年12月発行 広報よみたん / 4頁

お互いに助け合い尊重し合える社会を築こう 12月9日-障害者の日-

お互いに助け合い尊重し合える社会を築こう 12月9日-障害者の日-
 わたしたちの社会は、だれもが等しく参加できる、差別のないものでなければなりません。しかし、現実はどうでしょう。全国に約三百五十万人以上いるといわれる心身に障害をもっている人たちにとっては、決して恵まれた社会環境とはいえないかもしれません。
 十二月九日は「障害者の日」です。
 障害をもつ人も、もたない人も共に同じ生活を送り、また社会の発展による恩恵を分かち合うために、障害者の社会参加を妨げている原因をみんなの手で取り除いていきましょう。

社会参加を妨げる誤解や偏見
 障害-それは個人差
 障害をもつ人を特別視するような風潮が、いまだにわたしたちの間に残っていないでしょうか。特に、ふだん障害者とあまり接したことのない人の中に、障害者は一般の人たちとは全く違っているというような誤解や偏見をもっている方はいないでしょうか。
 こういう間違った考えをもっている人に限って、障害者に対して必要以上に同情や哀れみの態度を見せたり、また、逆に強く拒絶したりしがちです。障害者に対するこうした態度は、障害者の心をいたく傷つけ、また、その人たちの社会参加をますます妨げることになります。
 障害をもつ人は、特別な人たちではありません。例えば、背の高い人とそうでない人、若者とお年寄りがいるように、目の見えない人も手足の不自由な人も、それは一人ひとりの個人差なのです。
 ですから、わたしたちが同じ人間である以上、障害のあるなしにかかわらず、お互いが助け合い尊重し合える社会を築いていかなければなりませす。

もっと心の触れ合いを
 障害をもつ人が差別や不公平な扱いを受けることなく、自然に社会に溶け込めるようにするために、わたしたちはいったい何をすべきでしょうか。
 自然な態度で交流を
 一つは、障害をもつ人だけが特別な不利益を被ることのないように、道路や建物などを改良するといった社会環境の整備が挙げられます。
 しかし、もっと重要で基本的なことがあります。それは、相手が障害者であることを意識せずに、進んで障害者との交流を深め、人間的な触れ合いを大切にしていくということです。例えば、棚の上のお盆を取るときは背の高い人が進んで取り、重い荷物を持つときは若い人が買って出る-こういったごく自然な気の使い方や助け合いの精神を、障害者と接するときにも生かしてほしいのです。
 つまり、街角で障害をもつ人が困っているのを見かけたら、”相手が障害者だからお手伝いする”のではなく、”困っている人がいたからお手伝いする”という考え方に立つことが大切です。
 障害者の問題はわたしたちの問題
 わたしたちは、いつ何どき病気や事故などによって障害をもたないとも限りません。また、年をとれば体の機能が衰れて、どこかしら、障害が生じてくるものです。ですから、障害者の問題を他人事のように思わないで、あらゆる人が、あらゆる意味で平等に、そして明るく楽しく生きていけるように、みんなで力を合わせて解決していこうではありませんか。

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