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1984年3月発行 広報よみたん / 2頁

県営潅漑排水事業 いよいよ本格的に工事 長浜川ダム総貯水量160万トン総事業費57億円 活力ある農村社会をめざす 世紀の大事業にGO! 昭和67年に竣工(予定) 最新の工法で建設 型式中心遮水ゾーン式フィルダム

県営潅漑排水事業 いよいよ本格的に工事 長浜川ダム総貯水量160万トン総事業費57億円 活力ある農村社会をめざす
 豊かで、魅力と、活力ある農業、その源泉ともいえる農業用水の確保をめざし、県営かんがい排水事業「長浜川ダム」建設工事が、いよいよ本格化いたしました。中心遮水ゾーン式フィルダムの特殊工法で建設される長浜川ダムは、仮排水トンネル工事の着工で、昭和六七年竣工をめざし、つち音高い建設機械の響きが、静かな長浜の山並みにこだましています。
 竣工後は、最大二八○万トンの貯水能力をもつ、県内では最大級の農業用ダムになる模様です。総事業費も五七億円と巨額、昭和五七年度の工事用道路につぎ、昭和五八年度は、ダム建設の成否の裏付けとなる「仮排水トンネル工事」を行います。同工事は、現在流れている長浜川の水を、人工で流れを変えるための工事になり、ダム建設をスムーズに進めるがための重要な工事になっています。
 仮排水トンネル工事は、長浜川の中央部に位置する山腹をくり抜き、一四五メートルの導水トンネルをつけるもので、長浜川ダム建設の重要なカギを握る工事として、関係者では注目しています。

世紀の大事業にGO!昭和六七年に竣工(予定)
 本格的な長浜川ダム建設工事を進めるための「仮排水トンネル工事」の起工式は、去る二月十八日午前十一時から、長浜川ダム工事現場で行われました。式には、名嘉昌高県農林水産部耕地課長、宮城正
中部農林土木事務所長、山内徳信村長はじめ、山内真永村議会副議長、長浜区、座喜味区の区長、請負業者の飛島建設、他二社など関係者多数が出席し、厳粛な神事にのっとって、玉ぐしなどをささげ工事の安全祈願を行いました。
 席上、名嘉耕地課長は、「工事安全と一日も早く水が畑にかけられるように願いたい」と述べていました。また、山内村長は「昭和四九年に長浜川ダムの建設構想が始まり、その十年間、国や県、地元長浜区座喜味区などの地権者の皆さんの御理解のもとに、この日を迎えることができ、喜びの涙が出る思いです。ダム建設は村民の歴史的な世紀の大事業といえ、二八○ヘクタールの畑に灌水ができ、一大花卉園芸団地をつくっていきたい」と感激のあいさつを述べました。

最新の工法で建設 型式中心遮水ゾーン式フィルダム
 長浜川ダム竣工のあとは長浜、座喜味、渡ケ次、波平、高志保など村北部地域八地区の農用地、二八○ヘクタールに送水配管を敷設し、スプリングクラー・レインボーガンなどによる散水方式で、干魃の心配から開放し、豊かな農村社会の建設をめざそうとするものです。
 同計画は、昭和四九年「長浜川流域の水資源開発について」村は、国や県に要請等を行い、昭和五〇年から「長浜川ダム建設」に関する各種調査を、県が中心になって実施、その結果、長浜川流域はダム建設可能な河川である、との調査結果がまとめられました。
 報告によると、長浜川流域の一年間の流水量は、約一千万トンと推計され、この水量は、村内使用水量(水道事業配水量)の約四倍にも相当する、豊富な流水量だといわれています。これらの豊富な水資源を有効的に利用し、豊かな農村、活力ある農村社会をめざし、長浜川ダム建設計画は、地域住民のコンセンサスを受けて、村・県・国が一体となって長浜川流域の開発計画をまとめてきました。
 総額五七億円を投じて建設される「長浜川ダム」の概要は、提体は当初、ロックフィルダム型式で進める予定でしたが、最新の工法により「中心遮水ゾーン式フィルダム」型式で建設されることになりました。
 堤高は四五・八メートル、提長が一九〇メートル、完成後の総貯水量は一六〇万トンと、当初計画と大幅に変更され、農業用ダムとしては県内で最も大きいダムになります。
 また、二八○ヘクタールの受益地域においては、農村基盤総合整備事業、県営畑地帯総合土地改良事業などによって着々、農業用地の整備を進め、豊富な長浜川の水資源を活かした有効利用、農作業の省力化、機械化など、近代的農業経営に対応した、生産性の高い農業経営をめざすことにしています。
 長浜川ダムは竣工までにかなりの年月を要します。その間、村内の往来する工事車輌も一段と激しくなるものと思われます。「豊かな農村社会をめざす」世紀の大事業に村民のご協力で昭和六七年の竣工を見守りましょう。 豊かで、魅力と、活力ある農業、その源泉ともいえる農業用水の確保をめざし、県営かんがい排水事業「長浜川ダム」建設工事が、いよいよ本格化いたしました。中心遮水ゾーン式フィルダムの特殊工法で建設される長浜川ダムは、仮排水トンネル工事の着工で、昭和六七年竣工をめざし、つち音高い建設機械の響きが、静かな長浜の山並みにこだましています。
 竣工後は、最大二八○万トンの貯水能力をもつ、県内では最大級の農業用ダムになる模様です。総事業費も五七億円と巨額、昭和五七年度の工事用道路につぎ、昭和五八年度は、ダム建設の成否の裏付けとなる「仮排水トンネル工事」を行います。同工事は、現在流れている長浜川の水を、人工で流れを変えるための工事になり、ダム建設をスムーズに進めるがための重要な工事になっています。
 仮排水トンネル工事は、長浜川の中央部に位置する山腹をくり抜き、一四五メートルの導水トンネルをつけるもので、長浜川ダム建設の重要なカギを握る工事として、関係者では注目しています。

※写真「神事にのっとり厳粛に工事安全祈願、本格化する長浜川ダム建設工事」は原本参照

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