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1984年3月発行 広報よみたん / 3頁

無用の長物無事撤去 39年も放置「巨大コンクリート塊」

無用の長物無事撤去 39年も放置「巨大コンクリート塊」
 県対米請求権事業協会による、長浜地内の巨大コンクリート塊撤去復元工事が、去る一月十八日から行われ、二月十七日までに、戦後三十九年間無用の長物となって放置されていた、巨大コンクリート塊は無事撤去されました。
 撤去場所は、長浜地内に戦後まもなく米軍によって建てられた、アスファルト工場跡の釜場が置かれていた所で、新垣自作さん、波平栄満さん所有の宅地。
 県対米請求権事業協会発足を機に、同協会は村当局や新垣さん等の要請に応え、今度の復元工事になったものです。八城建設が請負、大型重機を投入し、撤去された巨大コンクリート塊は大型ダンプトラック二○数台分にも相当しました。復元された宅地に新垣さんは「やっと肩の荷がおりホッとしました」と話していました。
 長浜地内に戦後まもなく米軍によって建てられたアスファルト工場は、旧一号線(現在の国道58号線)はじめ、嘉手納基地建設の敷設アスファルトを供給し、昭和二五年ごろまでフル操業、当時長浜地内は巨大アスファルトプラント化していたという。
 工場撤退後は避難先から区民の移住が許可され、離散していた区民は荒れ果てた部落内を、自力で拓き住宅を建てたという。だが、新垣さん、波平さん所有地の巨大コンクリート塊は人力ではどうすることもできず、今日まで三九年間無用の長物として放置されたままになっていた。

※写真「対米請求権事業で撤去されたコンクリート塊」は原本参照

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