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1984年3月発行 広報よみたん / 7頁

桜木画伯からデッカイ贈物 自作「静秋」を村民に贈る

桜木画伯からデッカイ贈物 自作「静秋」を村民に贈る
 動く美術館第三回読谷村展は、村内はもとより村外からも多くの絵画ファンが訪れました。現代日本洋画壇を代表する著名な画伯による四〇五点の美の大展観に、訪れる参観者はそれぞれに感激と感動を新たにしていました。
 今度の動く美術館には、清爽な画風として人気の高い「桜木茂展」”心安らぐ美の世界”のタイトルで、特別併催も行われました。桜木画伯の清澄、静慮のなかから生み出された心洗われる美の世界は、まさに写実画の醍醐味として、村内にも桜木ファンは多いものです。特別併展には「せせらぎ」「花車」「紅葉の道」など、大は百二〇号から小はゼロ号まで約五〇点を展観されました。
 桜木画伯は二月七日に本村の地を離れましたが、その前日(六日)、画伯は本村のむらづくり構想に共鳴され、今回展観されている作品のなかから、自作の「静秋」(F50号)を村民に贈りました。
 贈呈式は六日の午後一時から行われ、桜木茂画伯、川島博先生から山内徳信村長へ「静秋」を贈呈しました。この作品は昨年も同展に展観され、四季おりなす日本の紅葉の始まる秋を、美しく描写した写実画のひとつで、昨年同展を観賞した本村の児童たちが、最も人気を集めた作品のひとつです。村総合福祉センター二階ホールの階段口に掲額され、広く村民に観賞されることになりました。
 桜木画伯は「文化村づくりの何かのお役に立てば幸いです」とあいさつする一方、山内村長は「日本の秋これからまさに紅葉に移ろうとするこの作品に、子供たちは沖縄にない自然の美しさを感じ取ったものと思う。この絵を村民の家宝として大切にし、美しい絵にふれ合うなかから、本村から多くの子供たちが芸術の道に歩むことを確信しています」とお礼のことばを述べていました。
※写真「桜木画伯、川島先生から村民に贈られた「静秋」福祉センターに掲額」は原本参照

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