甦った一角獣シーサー 金城実氏(彫刻家)が修復
読谷飛行場闘争史の象徴的存在になっている、村総合福祉センター中庭の珍獣「一角獣シーサー」が先に、作者の金城実氏(大阪在住彫刻家)によって修復され、一段と迫力を増した珍獣に甦りました。
昭和五十五年八月、氏によって製作された珍獣シーサーは四ケ年の歳月を風雨に耐え、通称ユンタンザウフナー(読谷飛行場跡)を睨み付け、一連の動きを見守ってきました。だが長い歳月風雨に晒され、しかも物珍しい一角獣とあって子供たちの人気の的。時には背中にまたがり、尻尾にぶら下がるチビッ子たちもいて、いつしか尻尾はちぎれ、唯一の角も椀ぎ取られるなど、本来の一角獣シーサーの迫力は欠け、関係者を残念がらせていました。
酷獣になった一角獣シーサーに、伝え聞いた金城実氏は深く心を痛め、来村の機会に恵まれた去る三月三〇日、アシスタントに新城正光さん(建設課)天久勝さん(総務課)上地武昭さん(福祉センター)が手伝い、二日がかりで修復を終え、以前に増した一角獣シーサーに甦りました。
磨きすまされた一角獣は、顔面をキリッと引き締め、鋭い牙、鋭い角、まさにダッシュに移ろうとする発達した肩甲骨、尻尾はキュンと張り、今にも勇ましく吠え、奮い立ちそうな一角獣シーサーに変身しました。
ユンタンザウフナーを睨み付ける一角獣は、今、国県政で大きな政治問題化している、グリーン・ベレーの読谷飛行場使用を「絶対阻止」とする勇ましい姿で甦り、訪れる村民を勇気づけています。
※写真「一段と迫力を増す一角獣金城実氏によって修復」は原本参照