読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1984年5月発行 広報よみたん / 2頁

伸び行く農業 豊かな農村社会への息吹き凄じく

 本村の農業振興施策は着実に事業実績を実らせ、新たな農業生産の息吹きは凄じい勢いを感じさせます。
 本村の農業は、昭和四〇年代の一時期衰退の兆しを見せたが、昭和五〇年代のオイルショックを機に、沖縄の気候風土、亜熱帯農業の地の利を生かした農業問題について、真剣にその施策が打ち出されるなか、立ち遅れの著しい農業生産基盤の整備は急ピッチで進められてきました。なかでも座喜味、渡具知、旧ボーローポイント跡地では、抜本的な土地改良総合整備事業を進めてきました。
 一方、本村の農業は有畜農業であることから、養豚、酪農、肥育牛団地、さらには大型施設園芸団地等を積極的に導入し、ひところの三ちゃん(爺婆母ちゃん)農業形態に大きな変革を見せ、今では若い農業後継者が「より豊かな農村社会をめざし」明るい農村社会の建設に取り組み、一大転換しつつあります。
 本村は「人間性豊かな環境・文化村をめざし」、村民主体の村政を進めています。今般は、なかでも「農業施策」にスポットをあて、昭和五八年度で実施した主な事業のいくつかをスコープしてみました。
○-五月です。若夏の季節到来を告げると共に、各家庭では行楽計画をたてる家庭も多い。そこで提案!
 農業を知らない世代が次第に増えつつあるなかで、今本村の農業が、どう移り変っているのか。子供たちといっしょに「農業」について”土”について認識を新たにする良いチャンスです。家族みんなで村内農業施設めぐり、いかがでしょう。へたな行楽地めぐりより、きっと子供たちに喜ばれると思いますよ。ぜひ一度計画してみましょう。

①長浜川ダム県営灌滝排水事業-活力ある農村社会をめざす源泉は農業用水の確保です。長浜川ダムの建設は農家の期待を一身に担い、仮排水トンネル工事をもって、いよいよ工事は本格化、総貯水量百六〇万トン、総事業費五七億円、昭和六七年竣工の予定です。

②楚辺に読谷山花織(地域)工房完成-本村は今に息づく歴史の里、伝統工芸の村として知られています。なかでも読谷山花織はこれを代表します。読谷山花織は国の伝統工芸産品にも指定され、需要と供給のバランス、地場産業化を図るために楚辺地内に建設されました。

③西部達道土地改良総合整備事業-一帯の基盤整備は昭和六〇年度までに七九・二haを整備します。昭和五六年からスタートした同事業は、すでに十八ha余りのほ場の整備を終え、実りの畑地に甦り、昨年は波平、儀間、高志地内の九・八haを整備完了しました。

④渡ケ次地区土地改良総合整備事業-この事業は、渡ケ次中川原、大久保原、森原一帯の二七・六haを基盤整備する計画です。昭和六一年度の竣工予定で、昨年は四・一haのほ場整備をはじめ、農道五七二m、排水路四〇三mを総合的に整備しました。

※写真「仮排水トンネルすでに貫通し本格化する長浜川ダム建設工事」、「楚辺に完成した読谷山花織工房、今年度は座喜味地内に建設します」、「同地区は昭和60年度までに79.2haを整備完了します」、「本格的に始動した渡ケ次土地改良区やがて実りの畑地に変身」は原本参照

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