五度び声高らかに「平和宣言」平和で明るい豊かな文化村づくりを目指す 昭和60年度施政方針 4本年度の実施事項 (3)社会福祉の増進のための施策 (4)生活環境の整備に関する施策 (5)地場産業及び商工観光の振興
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を送ることであり、健康を維持していく上で診療所の役割は大なるものがあります。診療所は年々充実した医療活動を実施しており、疾病の早期治療をはじめ人間ドックや職場検診、そして他の医療機関とも連携して地域医療に大きく貢献しております。今後も、保健事業や社会教育部門との連携を密に、診療所が村民の健康管理センターとして、ますます活用されるよう推進していくとともに健康データバンクの活用と住民検診の受検意識の高揚をはかり、疾病の早期発見と早期治療を促進し、村民の健康の維持増進につとめてまいりたいと思います。
福祉に対するニーズはますます複雑多様を呈しており、これに対処するため村社会福祉協議会の体制の強化と福祉バスの購入補助を実施するとともに健康の維持増進のための種々の事業を実施し、村民の福祉と健康の増進につとめてまいります。
(4)生活藻境の整備に関する施策
生活環境の整備は、村民が健康で文化的生活を亨受するための重要な事業であり、明るく住みよい村づくりの基本的な施策であります。本年度は都市計画法による用途地域の見直しを実施して快適な生活環境を確保する他、次のような事業を実施してまいります。
上水道施設につきましては、数年来、給配管の布設や配水池等を設置し、抜本的な改善を重ねてまいりました。本年度も昨年度にひき続き、長浜、高志保地内における配水管改良工事と新たに波平、部屋地内における配水管改良工事を実施いたします。また、伊良皆の旧外人住宅地域内と都屋地内における給水設備の改良工事もあわせて実施いたします。
道路につきましては、村道整備として長浜~瀬名波境界線、喜名3号線、都屋1号線、大湾~比謝境界線等の改良工事を実施して集落内の幹線的道路を整備してまいります。また、集落内における細道路の整備として昭和五八年度から実施しておりますコミュニティー道路の整備につきましては、本年度も引き続きおよそ二十本の整備を予定し、快適な道路環境の整備に努めてまいりたいと思います。一方、本村の骨格的道路網を形成するもので数年来懸案でありました都市計画道路「水釜~大木線」の調査設計を実施してまいります。この都市計画道路は、国道58号のバイパスとして新設するもので、国道の渋滞を解消して村民の日常生活に大きく寄与する道路となるものであります。排水処理につきましては三年目を迎えた楚辺~都屋排水路工事を継続し、更に集落内の生活排水の一時滞水施設として渡慶次遊水池用地を取得してまいります。また河川や海浜の汚染原因となっております生活雑排水の処理を広域的見地から対策を推進するため第一年次の調査を実施し、本村における下水道問題の指針にしてまいりたいと思います。
公園の整備につきましては、座喜味城跡公園と残波岬公園において、ひき続き駐車場の整備を実施してまいります。さらに大湾地区において児童公園を設置するための用地を確保してまいります。
集落の総合的整備であります復帰先地公共施設整備事業は、これまで渡具知、宇座、儀間地区で実施してまいりましたが、本年度は新規事業として喜名地区において「移転先地公共施設整備事業」の調査設計を実施いたします。移転先地公共施設整備事業は、基地のため旧集落への移転も不可能であり、そのため過密を余儀なくされ、防災上も問題がある喜名地区の再開発のための事業で、現在の密集地区の解消とともに西原地域の整備を目的とし、およそ十年にもわたる大事業となります。
住宅政策につきましては、近年、民間開発による共同住宅の建築が盛んでありますが、村としましても住宅に困窮する世帯に対し、貸付けを目的とした村営住宅を昨年度に引き続き建設してまいります。
交通安全、防犯対策につきましては道路の屈曲部や見通しの悪い交差点に道路反射鏡を設置していくとともに交通安全推進協議会を中心に村民総ぐるみで交通安全運動を推進してまいります。また、過去二年間にわたり設置してきました八十燈余の防犯燈は、夜間通行の安全及び犯罪の未熟防止に大きく貢献しているところであり、本年度もさらに増設をしてまいりたいと思います。
一般廃棄物の処理につきましては、昨年度に一般廃棄物最終処分場の整備をしたところであり、多様化している廃棄物の適正な処理を実施していくとともに、浄化槽法の施行による衛生環境の保全につとめてまいりたいと思います。
消防行政につきましては、これまで消防機械器具、防火水槽、通信施設や人的消防力の内容充実につとめてまいりましたが、本年度も防火水槽の設置とポンプ車の購入および通信施設を整備して消防力を強化していくとともに新たな消防行政の諸準備をすすめ、村民の生命と財産を守るために努力してまいります。
(5)地場産業及び商工観光の振興
祖先の遺した伝統工芸や村民の努力によってつくり上げられた生活文化、産業文化はかけがえのない村民の共有財産であり地域を特徴づける大変貴重なものであります。「読谷山花織」や「読谷山焼」、さらに泡盛、ソベポーポー、紅いも等は地域特産品として今では村内外へ広く知られるようになりました。これらの地場産品や特産物を振興し、新しい展開を実践していく中から地域経済を活性化させていく必要があります。地域特産品や地域文化を経済活性化の礎えにしていくためには生産者はもちろん商業者の担う役割も重要になってまいります。これまで育て上げた特産品や培ってきた文化を観光資源として最大限に活用していくために生産者や商業者相互の具体的な活動の展開が必要であり、次の事業を推進してまいりたいと思います。
①読谷山花織の振興
読谷山花織は本村独自の織物として生々発展し今日にいたっています。これまで後継者の育成、技術研修、そして伝統工芸センターや地域花織工房を建設し、生産環境を整備してまいりました。本年度も組合と相提携して後継者育成事業や中堅者技術向上対策事業をはじめ、製品の品質向上や多様な製品の開発を推進し、伝統工芸品としての品位を高めてまいりたいと思います。
②ヤチムンの振興と生活化運動
本村には窯業にたずさわる人々が年毎に増え、その数において県下でも有数となってまいりました。「ヤチムンの里」を核として品質も向上発展してきており、文化村づくりの一翼を担う存在として注目され、県内外から数多くの人々が訪れるようになり、文化運動や