チビチリガマ世代を結ぶ平和の像が除幕 遺族、区民ら多数が参列 鎮魂と平和の願い込めて建立 【写真:平和アピールをする上地盛栄建立実行委員長:遺族代表の比嘉平信氏:子供達も平和の尊さを知る:製作あたった金城実氏】
一九四五年四月二日、米軍の沖縄上陸の翌日、チビチリガマで起こった悲惨な集団自決、この悲惨なできごとの中で八四名の尊い命が失われました。
今、その遺族や波平区民の沈痛な思いを秘め、四二年の歳月がながれようとしています。
その四二年の沈黙の時を越えて自決の場所となったチビチリガマに世代を結ぶ平和の像が建立されました。
八四名の犠牲者をしのび、戦争の恐ろしさ、生命の尊さ、を次の世代に伝え、永遠の平和を願うことが今に生きる者の使命と、その遺族や波平区民の切実な思いがこの像の建立を成し遂げさせました。
製作にあたっては、大阪在の彫刻家、金城実氏と遺族、区民ら多くの人々の手により、しっくいの一ぬり一ぬりに慎魂と平和の願いが込められて築かれました。
それに対し村内外から多くの資金カンパや支援の声が届けられたこともこの平和の像が村民はもとより、沖縄に住む人々の悲惨な戦争を二度とくり返してはならないという心のあらわれでありました。
自決から四二年目にあたる四月二日、チビチリガマに、遺族や区民ら多数が参列し、しめやかに像の除幕式がとり行われました。
遺族代表の比嘉平信さんらの手によって除幕が行われた後、平和の像建立実行委員長の上地盛栄波平区長が、「犠牲となられた皆様の死をむだにすることなく、永遠に平和を願い、二度と悲惨な戦争をくり返えさせません。」と平和アピールを行いました。
又、遺族会を代表して比嘉平信さんは「集団自決といっても戦争の犠牲者であることに違いはありません。遺族のこれまでの思いは言葉に言い表わせないほど悲痛なものです。四二年目の今日、あえて平和の像の建立に踏み切ったのは、二度とこのような悲惨なできごとをくり返えさせないためです。平和を守っていくことが今の私達の使命と思っています。」と語り、平和の大切さを訴えました。