「こんどの週末、三浴しに行かない?」「そうね、どこがいいかしら」と若い女性たちの会話。
最近流行の三浴というのは、泉浴、日光浴、それに森林浴のことです。
木がたくさんある所に行くと、いい香りし、すがすがしい気分になります。これは、樹木が害虫などからの自分を守るために、葉や芽からフィトチッドという特殊な物質を発散していることによります。
森林浴というのは、森に入って、このフィトチッドを浴びることなのです。これを発見したのは、ソ連のキートンという学者。また、森林浴という言葉がポピュラーになったのは、昭和五十七年、当時の林野庁長官が新聞記者に話したのがきっかけだといわれています。
フィトチッドには、人間の神経を鎮静化したりする働きがあり、また、木の緑も安らぎを与えてくれる効果があることから、森林浴が注目されるようになったのです。
ヒットチッドは放散しやすので、森林浴には木が覆いかぶさるようになっている深い森がいいといわれています。
ところで、夏は野外に出る機会が多くなります。七月二十一日から八月二十日までは、「自然に親しむ運動」の期間です。今年の重点目標は「自然と尊び、自然から学ぶことの奨励」です。この期間中に石川県の能登半島国定公園で、第三十回自然公園大会が開催されます。