読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1988年9月発行 広報よみたん / 9頁

昭和初期のくらしを盆景に再現 宮城盛順さん(63歳・宜野湾市字愛知155)が村立資料館に寄贈 【写真:盆景を手渡す宮城さん(右)】

 昭和初期のくらしのようすを盆景に再現し、村立資料館に寄贈されたのは宜野湾市に住む宮城盛順さん、当時宮城さんも喜名に住んでおり、再現された盆景は、喜名の西原(屋取)あたりの民家ということです。(現在の平和の森球場の東側)
 芽茸きの屋根に石垣、屋敷の中では、囲戸の側でイモを洗う大人と、コマで遊ぶ子供達、屋敷の外出、では豆をたたく人に孫の手を引くおじいさんの姿、そして遠景には座喜味城の松材と喜名集落が見られます。当時の屋敷のようすが細く再現されており、特に人の動きや表情が豊かに表現されています。
 寄贈を受けた名嘉真館長や新崎教育長も「文献や絵以上に、生の感覚で当時のようすが伝わって<る。すばらしいできばえで、大変よい教材になります。」と話し感激していました。  四、五年前からこの盆景づくりを始めたという宮城さん、仕事を終えて一日二、三時間程度の時間をかけて約二〇日間ほどかかるそうです。材料のほとんどは紙粘土ですが、石垣は小石を使い、一番苦労するのは、やはり、人の動きと表情だということです。  「当時の暮しは貧しくて苦しい生活であったが人々はそんな中でも工夫をこらし、知恵をしぼって生き、子供達をりっぱに育ててきた、それを今の子供達に伝えたいというのが第一の目的です。それに今の私達の年代でなければもうこんな風景を憶えている人もいなくなるでしょうから。」と盆景づくりを始めた理由を話す宮城さんでした。

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