昨年七月より着工され、総工費一億五千万円をかけた長さ二百十メートルの村営「残波ビーチ」がこの程完成。去る四月十五日、関係者多数詰め掛ける中、完成祝賀会と海びらきが行われました。
本事業は、村土保全、海浜利用秩序の確立、憩いの場の創出を主旨に実施され、誰でも無料で使用出来るパブリックビーチとして、提供される事になりました。かつては琉球松が繁茂、漁介類の宝庫として、又クジラも寄って来たと言う「クジラぐむい(小堀)」等々慣れ親しまれたこの宇座西崎原海岸線も、レジャー施設として生まれ変わり、残波岬いこいの広場に登場する事になりました。
前日からの雨で、日程が危ぶまれておりましたが、宇座一番のウミンチュ(漁師)・山内徳誠さんの安全祈願直前には、雨もピタリと止み、関係者をホッとさせました。全員で安全祈願を終えるや、ニライ・カナイの海より乙姫二人がマリンジェットに乗って登場、山内村長へ海びらき宣言文が手渡され、高らかに海びらきが宣言されました。予定されていたいっせい飛び込みは取り止めとなり、早くから詰め掛けた子供達をガッカリさせました。各団体代表者九人によりテープがカットされた後、山内村長は「昔から漁介類の宝庫で、宇座区民にとって関りの深い所でございます。区民あげてのご理解・ご協力そして、残波岬ロイヤルホテル、大和ハウス工業株式会社、南海建設株式会社各位のご協力の下、素晴しく生まれ変わりました。深く感謝申し上げます。空も海も、みんなの物になって始めて自然な形と言えましょう。公共物を大事にし、レジャー、健康増進の場として御活用ください。漁協・地域関係者と連帯して行きたいと思います。」と喜びを述べました。続いて村議会の比嘉光義総務委員長は「行政を中心に相提携しながら、レジャー施設の拡充、生々発展を祈願します。」とあいさつしました。
引き続き、祝賀会に入り、山内嘉政村老人会長の乾杯の音頭がとられ、岳原宜正村教育長、川村理哲残波岬ロイヤルホテル総支配人、白岩至南海建設株式会社代表取締役から来賓祝辞が述べられました。懇親会には、海中遊泳を楽しんだ兵庫県のダイバー達も加わり、海の美しさを絶賛、レジャー客の増大が期待されました。海上ショーも花を添え、会を盛り上げました。
残波岬地域は、県内でも屈指の景勝地です。地域の自然資源として、漁業と観光が共存する海の利用秩序をはからなければなりません。