読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1989年9月発行 広報よみたん / 6頁

屋良朝苗氏 金城次郎氏 読谷村名誉村民称号授与式典

 初の名誉村民となった元沖縄県知事の屋良朝苗氏と陶芸家で人間国宝の金城次郎氏への名誉村民称号授与式典が八月十日午後二時から、沖縄残波岬ロイヤルホテルで内外より関係者約四百人が参加して盛大に催されました。
 両氏に対する名誉村民顕彰は、今年三月制定された読谷村名誉村民条例に基づき、去る六月議会定例会において全会一致で同意決定されたものです。
 式典は、古堅南小学校PTA混声合唱団の高らかな村歌斉唱で始まり、続いて山内徳信村長が「屋良先生は、敗戦後の荒廃した時代にあって沖縄の健全性を取り戻すことを強調。その姿、その哲学はインド独立の父マハトマ・ガンジィにも以て心から尊敬申し上げ
る次第であります。
 復帰後は、本土との格差是正、社会資本整備等による自立発展を図り、沖縄県発展に尽くされました。屋良先生こそ偉大な教育者、偉大な民族運動家、偉大な政治家であります。」また、「金城先生は、その非凡な才能が、郷土沖縄の土着の中で育まれ、素朴さ、おおらかさ、力強さを兼ねそなえた、たくましい作品を生み出し、「やちむんの父」と呼んでも過言ではありません。人間国宝金城次郎先生の顔は読谷村の顔の一つとして定着し、村民や青少年達に夢と希望を与え、自信と勇気を抱かせ、読谷村の文化村づくりに大きく貢献されており、心から敬意と感謝を申し上げます」
 「両先生の今日までのご奮闘、ご活躍に心から敬意を表し、今後とも益々のご長寿、お幸せでありますことを皆様と共にご祈念申し上げます。」と式辞を述べました。
 そして山内村長から両氏に顕彰状、村民章や記念品の読谷山花織が贈られ、この日静養中の屋良氏に代り長男の朝夫氏が受け取りました。
 続いて、儀保輝和村議会議長が祝辞を述べました。
 受賞した屋良氏(代読・朝夫氏)は「私は言うまでもなく読谷村に生まれ育ちました。これまで数々の恩恵ご厚情を受け、しかもこの度初の名誉村民の称号をいただき誠に感謝に耐えません。尊敬する金城次郎氏と共に受賞でき嬉しく思います。平和・文化村づくりに定評ある読谷村が益々発展します事を心より祈念申し上げます。」とあいさつ。また金城氏は「名誉村民称号をいただき光栄に思います。これからも益々元気で良い焼物を作り、村発展のため頑張るつもりであります。」と喜びのことばを述べました。
 式典終了後は祝賀会に移り、村職員や村婦人会役員による古典音楽や、両氏ゆかりの瀬名波区、親志区のみなさんの余興でにぎわい両氏の受賞を祝いました。また、会場内では再会の喜びに手を取り合い旧交をあたため合う光景も見られ宴もたけなわ、和やかな内に閉会しました。

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