”心ウチチキティ 交通安全”を、と『秋の全国交通安全運動』(九月二十一日~三十日)が全国一斉に展開される中、読谷村交通安全母の会(上地千恵子会長)では、九月二十五日午後、読谷村農協前交差点にて小雨まじりの空模様のなか、ユニークな交通安全キャンペーンを展開した。
この日、交通安全運動に参加したのは村内の七小・中学校の母の会と婦人会役員二十人。嘉手納署とタイアップして、母の会自らが作った手作りの『楚辺ポーポー』と、とくさく陶苑(徳里政宜氏)、読谷山焼(金城明光氏)の両氏が制作し、提供した『湯呑み』を道行くドライバーに配って安全運転を呼び掛けたもの。
思わぬプレゼントに、ハンドルを握るドライバーの顔に笑みがこぼれ「ありがとう、安全運転を心掛けます」と嬉しそうに応えていました。
この日に配布されたポーポーは百パックに湯呑み百五十個。ポーポーのパックには”楚辺ポーポーぬ味クーグーと 語やびら 交通安全”とのチラシを添え、また、湯舌みには”交通安全”が描かれ”朝夕 御茶タテティ 心ウチチキティ イスジュナヨーや 交通安全”との標語と、「私達は交通安全を祈念し、この湯呑みを焼きました」の温かいメッセージが託されていました。
このような、地域の特産物を利用した母の会の奇抜なアイディアと、ユニークでソフトタッチの交通安全祈願の心暖まるPR作戦は、交通安全の機運を高めるのに実に有効な運動として注目を浴びました。
私達は皆で交通安全を心がけてまいりましょう。