読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1992年3月発行 広報よみたん / 1頁

【見出し】おめでとう甲子園出場 読谷高校野球部輝く金字塔をうちたてる 選抜決定に感涙 【写真:1】

 ”春の甲子園”への選抜出場決定の選考委員会が開かれた二月一日、読谷高校(大田義昭校長)では期待と不安を胸に、また、午後三時頃から校長室には本土マスコミや地元のテレビ、新聞記者ら約二十人が詰め掛け待機。緊張した雰囲気で電話のベルの鳴る朗報を待った。
 大田校長は、取材陣の対応で大わらわ、顔を紅潮させ終始おちつかない様子。時間が経過していく中で、日本高野連から電話が入ると予想された午後四時を過ぎても電話のベルは鳴らずマスコミもイラだち、重苦しい雰囲気になってきた。
 午後四時三十三分、電話のベルが鳴った。震える手で電話をとる大田校長が「ありがとうございます。謹んでお受け致します・・」と応えると、大きなどよめきと拍手が一斉に沸き起こる。甲子園出場決定のニュースはすぐさまマイクで放送され校内を流れた。決定の報せに、父母やOB、他クラブの生徒らが野球部ナインの周に押し掛け祝福。グラウンドには大きな歓声がこだまし、読谷高校は感涙に包まれた。(関連8ページ)

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