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1992年11月発行 広報よみたん / 15頁

【見出し】座喜味児童文庫に図書を贈呈 【写真:図書のプレゼントに大喜び】

 座喜味区では、七月から区民の寄付や奉仕作業の下、「座喜味児童文庫」が建設中である。
 その児童文庫に、十月十一日午後、沖縄地域児童文庫連絡協議会(漢那憲治会長)から百七十二冊の絵本や児童図書十六万円相当が贈られました。
 これは、オランダのバンディア財団の援助活動(青少年の健全育成、読書活動)の一環として贈呈されたもの。
 贈呈にあたって漢那会長は「地域の子供達の健全育成、文庫の充実を目指し、県内各地域の文庫に図書を寄贈している。読書を通して、子供達や親らの意識改革に役立てて頂ければと思って図書を贈呈しました。連絡協議会では、地域の研修会、講演会などへの講師派遣のサポート活動も行なっているので利用して下さい」と語り、多くの図書を受けた座喜味児童文庫建設実行委員会の喜友名昇委員長は「新しい図書館の建造で、新しい本があれば今後に与える影響は大きい。本も少なく助かります。漢那会長をはじめ、村民、区民による協力に感謝しています。今後とも支援して下さい」とお礼を述べていました。
 座喜味文庫に寄贈された数多くの児童図書は、子供会や育成会の父母らによって早速に整理登録の作業が行なわれ、真新しい図書の贈呈に子供達は目を輝かせていました。
 同文庫には、山口児童文化研究所(山口秀和所長)からの図書購入助成金の協力も寄せられました。

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