一九九一年九月に、本村の座喜味城で「真夏の夜の夢」シェークスピアin座喜味で旗揚げ公演し、好評を博した演劇空間・大地(照屋京子主宰・ニュースキャスター)が、八月二十八・九日の両日、グスク劇第二弾「Dramatic執心鐘入」を座喜味城で演じた。
今回演じられた劇は、沖縄の伝統芸能・組踊の代表作「執心鐘入」を題材に、歴史や伝統、宇宙と夢幻の世界を交差させ、沖縄演劇の一可能性を探り出すのをねらいとして上演。物語は、中城若松を慕い、恋を成就できなかった「宿の女」が、その情念を金色の蝶に乗り移らせて娘に変身させ、宇宙からきたすべての男たちをめぐって様々にストーリーが展開するというもの。
公演には、二日間に延べ五百五十人の観客が訪れて演劇を一観賞。星空の下、城壁に囲まれた城内では、野外ステージで繰り広げられる異色の「執心鐘入」のドラマに、多くの観客らも固唾を飲んで、演劇空間・大地のグスク劇に見入っていた。