読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1994年11月発行 広報よみたん / 4頁

【見出し】花いっぱい運動で地域づくり-井原まゆみ氏講演-

 四国・徳島県で”花いっぱい運動”を提唱・実践し、公民館活動として取り組んで活躍する井原まゆみさん(阿波町役場勤務・現在、厚生課課長補佐)を講師に招いての「花いっぱい運動による地域づくり講演会」(役場経済振興課主催)が九月十六日夕、中央公民館ホールで催されました。
 講演会には、役場職員をはじめ、各字区長や婦人会、商工会関係者ら五十人余が参加し、熱心に井原講師の講演に聞き入った。
 講演に先立ち、山内村長が井原講師のプロフィルや読谷村との出会いを紹介した後、村長は「一人の人間の努力で街が変わる。井原さんの講演を拝聴して読谷の地に活かしていきたい」と講演の意義を唱え、講演では先ず井原さん自身が「人事異動(社会教育課)に伴って公民館活動に携わるようになり、行動する中から地域環境が汚れている事に気付き、環境をよくしょうと花いっぱい運動に取り組んだ」と運動のきっかけを説明。そして、スライドを交えた講演では「できる人ができる時にできる事をやろう」を合言葉に、「家庭婦人の花のコンクールや老人会による手づくりの花壇づくり、道路沿いの斜面やあぜ道の至る所に花の種を植え、全長2㎞にも及ぶ花街道づくりで花で町が有名になると、老人会らが生きがいを見だし、花運動の盛り上がりは生きがい対策事業につながった」。「子どもから老人まで、町民が一丸となって『国際花と緑の博覧会』への参加を遂げた」など数々の実践を通しての成功事例を紹介。しかし、その一方では花博をピークに運動は急速に衰退し、花街道が元の雑草に変わったことに直面。衰退の原因に運動に無理があったと反省した井原さんは外国の街並みの美しさに着目し、「美しい街に住むと感性も豊かになる」ことを信条にスイスを視察。「スイスでは、動植物との共存・共生を図り、自然形態との調和(バランス)が保たれるような街づくりが行われ、その工法にショック(感銘)を受けた」と報告。「花いっぱい運動は行政と住民が一体となって取り組み、園芸種だけにこだわらず、きれいな花の咲く雑草などを植える必要もある」と強調した。

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