大きさが二十一cmで、背中やのどの部分は黒くなりますが、風切り羽や腹部が白色で、尾羽の長いスマートなセキレイです。よく尾羽を上下にふりながら歩き回ります。また、長距離を飛ぶときには波状に飛行します。
本種は広くユーラシア大陸に分布し、冬季にはアフリカやインド、中国南部などに渡ります。本州では海岸や河川、農耕地などに留鳥としてすんでいますが、県内では繁殖せず、典型的な冬鳥です。
河川や湿地などの水辺近くや、堆肥置き場、畜舎周辺、草原地域などでふつうに見られ、村内でも比謝川などで小さな群でみられることがあります。
エサは地上にいる昆虫類や水中の水生昆虫などで、時には飛んでいる昆虫を空中で捕らえることもあります。
セキレイの仲問には、他にキセキレイやビンズイ、タヒバリ、ムネアカタヒバリなどが村内で記録されています。
文・・県立博物館学芸員
嵩原建二
農家仕事に欠かせない道具の―つで、イモやイモズル、ヤギや牛の草などを棒の両端に吊し、肩でかついだりあるいは一つだけを肩から背負うこともあれば、馬の背に二つオーダーを吊り下げて運ぶこともあった。
ワラ、シュロ、アダナシ(アダンの気根)製のものがある。
編目の粗い方のアラバーキと細かい方のユナバーキがあり、アラバーキは芋などを入れて、女性が頭の上にのせて運ぶのに使った。ユナバーキは米や豆などの穀類入れに使われた。運搬具と容れ物との二つの大きな用途がある。かつては、屋敷垣としてンジャダキ(ホウライ竹)を植え、古老がバーキ作りを行っていた。